第21話

暁side






ミオリちゃんは、

立ち上がってあたしを見ると。


「…私、あの人達から逃げれるなら…

貴女に着いていく」




そんなミオリちゃんを見て、

トモエちゃんは小さく笑う。


「美織がもうあんな目に合わないように出来るなら。…助けれるなら、私も着いてく。」




そう言って、その後、

二人は…支え合う様に手を繋いで。



「…私らの事、貴女に預けてもいい?

助けてって言ってもいい?」



そう言った。



そんな二人に返す言葉なんて、決まってて。








「…もちろんさ!!

アンタらのことは、あたしが守ったげる」




そう言って、あたしは二人を抱き締めた。


すると、戸惑った二人が

少し泣いてるのが分かって。

早く助けてあげれば良かったと、

少し後悔した。





…でも、これから…これからは、

あたしが笑顔でいっぱいにしてあげたいと


そう思った

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