第四章 中居さんと中居家

第25話

1.中居さんの意外な反応







もうすぐ中居さんが来るとの事なので、それまでに色々と話しの整理をしていた




「あ、それで、これ警察の方から頂いてきました」





A4サイズの紙だった





中を見ると、住所録のようだ





「こ、これ・・・・?!良くもらえましたね!」


「はい、通常はダメなんですけど”中居パワー”です(笑)」


「中居家、恐るべしですね(笑)」


「そうなんですよ、中居さんの家系はこの辺では有力者なので(笑)助けて貰った方々が代々多かったりしますから」


「どこでも、そんなもんです。異能持ちの家系は表裏が一体なので」


「岩本さんのお宅もですか?」


「うち、というよりうちの母方の実家が、です」






穏やかに話を進めていると、中居さんが到着した






「お久しぶり!!」

「お久しぶりです!!」






互いにハグをし合い、再会を喜ぶ






(......ん?なんだろ、この違和感)






中居さんが深澤くんと話している間に、中居さんのオーラにスイッチを合わせると違和感の正体があった







(中居さんのオーラ、弱っている。何を考えているんだろう)






「元気だった?!」


「お陰様で、元気です!中居さんは元気、、、じゃなさそうですね。何を抱えていますか??」


「ふふっ、岩本さんには隠せないわね、色々とね・・・」


「後で、話しましょうかね、二人で」


「....ごめんなさいね、迷惑をかけてばかりで」


「大丈夫ですよ、そこを微力ながら救えたらと思ってこちらにきていますから」


「.......ありがとう」





「中居さん、お腹空いていませんか?昼飯、良ければ準備しますよ」




深澤くんは、人のご飯ばかりを心配している

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