Make Luv.~月明りのせいにして

オオカミは男とは限らない。

「なんで....よ、そんなキスされたらこのまま返せなくなっちゃうじゃん。それとも、誘ってるの...?」


「今日は.....誘ってるのかも。離れるの、、私だって、寂しい。」





涙が出てきた。

溢れるくらいで止める術がない。


こんなに泣く?

こんなに溢れる?




あー好きすぎて泣くなんて、まだまだ私も若造。





「蓮伽さん泣かないで、、、、ズルいよ......こんな時に素直に泣いて。離れる最後の時まで凛としていてよ、帰りたくなくなるじゃん...もう。」

「ごめーん....深澤くん、大好きだよー。」






腕の中でひとしきり泣いた。

子どものように。




月のせいにしてしまって、月が綺麗すぎて。

深澤くんが欲しい.....

まるで、オオカミ。






「蓮伽さん、かわいい....大好きだよ、ん....」

「うん...ん....ぁ.....ッ」







波の音でかき消される舌の絡みあう音







唇を吸いあったら、それは本能に負けた合図。

子宮の奥まで潤い、満ちて行く。








「月のせいで、私が淫らになってる。困った....」


「月のせい?いつもよりも、でしょ(苦笑)」


「ねぇ.....欲しい。」


「ホンっっとズルい。年上女子は魔性がひどい。断らないのわかっててせがむんだから~」


「......拒んでもいいけど。」


「拒まない!(笑)」







首筋に唇がつたってゆく......優しく穏やかに。





「あぁ......ツ、ん.....、はぁ......ン....」


「蓮伽さん.....キレイ、月明りに照らされると余計に...ぁぁ.....」






波の音しかしないこの瞬間に、溶けていきそうなキス

体はフワフワして熱を帯びていた。



「こっち来て、」





後ろから包み込まれるように抱きしめられ、ワンピースのボタンを外し、肩先までキスを落としてゆく...





「チュ....ッ、チュ....ッ.....、、、」





「はぁ.........ッ、」





ピクンッ。





「あ”あ”っ、はぁぁぁ........んッ!」






背中に舌先を乗せられ、思わず声が大きくなる。






私を抱きしめていたはずの手は、知らずのうちに、乳房に触れ、下着の横から既に湿り気を帯びた部分に忍び込んでいた。






「はあ”ぁん....ッ!」





蜜をつけた指先でゆっくり円を描くよう滑らせていく。





「はぁぁぁ.......ッ、ダメ、ここでは...ン.....アァン....ッ」




「どんどん溢れてすごい音してる....。耳を澄ませて」





・・・・・・





「蓮伽さん、木に寄りかかってごらん」




木にそっと寄り添わせると、スカートの部分を下げ、中に入って顔を近づけてきた。




「いやぁ......ッ!、あぁ....ン、はぅっ.....ん」




レースの下着の中で痛いくらいに硬くなっている突起を舐め転がしている。





「下着、、、邪魔」

あっさりと片足を外して片足を肩に乗せた。




「あぁ....美味しい.....」






奥からとめどもなく出てくる蜜を吸いつくされた瞬間、イってしまった....






立つことができないほどの絶頂を迎え、深澤くんに促され座った。







「こんなにキレイな景色と月明りなのに、僕たちは欲情にまみれて最低かな(笑)」

「(笑)最低だね。どれだけ求めたら、飽きるのかな」

「ふふっ、それは俺にとっては無理な話。飽きないから(笑)」

「残念、私も飽きない(笑)」







私達は言葉を交わさず、車に戻った。









.......後部座席に乗り込み、彼の上に乗り、潤っている部分をあてがった。








太ももに滴るほど蜜は溢れ、大きくなったモノを奥へと誘ってゆく。





自分から腰を振り、のけ反るほどの快感を得れば

貪るように下からの律動を繰り返し、喘ぐ声と荒めの吐息。





中が混ざりあう粘り気のある音と波の音しか聞こえない静かな浜辺。









愛でるように、独り占めをするように、自分のものだと主張するように強く奥まで突き上げる律動の中、絶頂を迎えた。






「蓮伽さん......愛してる」の言葉に抱かれて。

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