”蜜の香り”は淫靡な香り
第1話
”あの香り”.....って、何の香りかわからないですよね。
あれは、蓮伽さんと愛しあっていて特別な条件がそろった時に滴る蜜の香りのことです。
愛し合うと、肌を重ねる機会がいっぱいあること思いますが(いっぱい、は独断です。)
彼女が本当に絶頂の向こう側へ行った時にだけ出るものです。
いつものよりも、とろみが凄くてそれはもう甘いのです。
表現がリアルでスイマセン。
最初は、ホントに蜂蜜が出たのかと思うくらいでした。
彼女は初めての経験だと言っていましたが、過去、相手は僕で経験済みです(笑)
僕、知ってますから。優越感でいっぱいです。
そして、香りですがとても魅惑的なのです。
二回目絶頂を迎えた際に僕の感覚がおかしくなっていきました。
走馬灯が回ったのかと思って、一瞬焦りました。
頭の中に見たことないような情景が浮かび、愛し合っているシーンが鮮明に浮かんできたのです。
そして、その蜜は今回と同じ味で香りも一緒でした。
味覚と嗅覚が忘れてなかった。
これは運命です。
”蜜の香り”に関しての細かい事は、この間、洞窟で話していた通りなんで割愛しますが、
貴重なんです。
最高潮に絶頂を迎える時のみ出るので、必ず出る、とか出せるといった類のものではないんですよ。
実際、僕が至らないばかりに、最高潮にならない時もあります(精進します。)
あの本能に呼びかける芳醇な香り。
思い出すだけで、今すぐにでも愛したくなります。
フェロモンとはまた違った感じなんですよね。
んー、猫にマタタビの感じ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます