第31話

―5年前―



「晶~!早く起きなさ〜い、ご飯よ」


「はぁ~い…」


あたしは、眠気眼ねむけまなこで2階の自室から

降りてきて、朝食を食べ始めた


「ねぇ、お母さん…あたし、コレ苦手〜」


「もう、晶ったら〜好き嫌いはいけません」


「だってぇー。茄子…美味しくないもん!」


「こら!晶、母さんの言うとおりだぞ

好き嫌いは良くないぞ〜」


「むぅー。。」

苦手な、茄子の入ったお味噌汁…食べたくない


「あーきら、いつまでそうしてるの?

学校遅れるわよ!」


「あ!もう、こんな時間だー!

ご馳走さまでしたー!行ってきまーす!!」


棒読みで、言い訳をして

逃げる様に玄関を出て学校に向かった


「気を付けてね~!」


「晶の、好き嫌いは…なかなか手強いな。笑」


「もうっ、あなたってば晶に甘いんだから〜」


「そうか?俺は、はるかだけに甘いぞ」


「あら、ヤダ////さとしさんったら…照れるじゃない」



ふたりは、とても仲良くてあたしの自慢の両親だ♪

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