No.39信じる事

……｢ねぇ、理央（りお）？

もう一度…やり直さない？私達。。｣

『…やり直す……？』

｢うん。私、理央に信じてほしいの。

どこにも、居なくなったりしないって。｣

『………。。』

｢……理央？

理央は、どうしたい？｣

『…俺は、、芽瑠（める）と。離れたく…ないよ。』

｢ありがとう、理央。

それだけ、私を思ってくれてるのね。

…でもね。このまま…だとね。。

私が……理央を嫌いになるかも知れないよ？｣

『…えっ！？そんな…！！どうして？』

｢……理央。"逆の立場"で…

考えてみて？…自分が監禁されて、

拘束されて……ずっと監視。されるんだよ？

……その時、どんな気持ちになる？｣

『！！…………。』

｢ね…。答えられないでしょ…？

今の、私の"気持ち"を、理解してもらえた？｣

私は、この状況でも

理央を好きな気持ちに、嘘はない。

だけど！このまま｢監禁｣されていては

埒（らち）が明（あ）かない！本当に、理央を嫌いになる。

どうにか、理央に…私は消えたりしないって

"私を信じてもらう"しか、術（すべ）が無い。

ちゃんと、理央と向き合っていたいから…

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