No.17帰る場所

はぁー……疲れた。

やっと仕事終わりだわ。

さて、制服着替えて！さっさと帰ろう♪

私は更衣室へ行くと、

同期の"鈴木（すずき）沙羅（さら）"が、着替えていた。

｢あ！沙羅ちゃん、お疲れさま～！｣

｢おー♪芽瑠（める）ちゃん、おつ～！｣

私は、制服を脱ぎ始めた。

…すると、

｢お！芽瑠ちゃん！！色っぽい下着だね～♡｣

｢えっ！？///……そ、そうかなぁ？///｣

私は、昨日。理央（りお）に貰った

白に赤い花の刺繍が入った、

ブラとショーツを着ていた…///

｢だって、普段の芽瑠ちゃんの下着って

可愛い系じゃん？…なんか、あった？？｣

｢…え！？……いや～///｣

｢あったんでしょ～う？白状しなさい♪｣

沙羅ちゃんは、色恋沙汰（いろこいざた）が大好物なのだ。

｢…うん///でも、今日は急ぐからさ…。｣

｢そっかぁ…。今度、根掘り葉掘り聞くわ♡｣

｢じゃ、沙羅ちゃん♡またね！｣

｢うん！お疲れさま～！！｣

私は会社を出て、真っ直ぐ家に帰った。

この時、私は…電話をマナーモードに

していた事を、すっかり忘れていた…。

普段、そんなにメールや電話があるわけ

でもなかったから。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい