ゆきのおと。season2

白愛

第1話

……コンコン。


コンコン、コン。



………。


ドンドンドン!! 


「うわぁ!!」


こんな朝早くから、誰が来たんだ??


僕はまだ眠い目をこすりながら

玄関のドアの前まできて…


「……ど、どちら様ですか?」



「あ!やっと起きたみたいよ♪」

「うん!よし挨拶しなきゃ!!」



ん?なにやら、ヒソヒソと声が聞こえる…


「おはようございまっす!

お願い事があって来ましたー!!」


元気な女の子の声が響いた


僕は、ドアをそっと開けると

2人の女の子が、キラキラした目で

僕を見詰めてきた



「…僕に、お願い事って?なぁに??」


すると……



「弟子にしてください!!」


ひときわ、大きな声が耳に響く!!


……え。弟子?!


僕に、弟子入り希望をするなんて??


「…君達、僕の事を知ってるの?」


「あ、はい!

カスミちゃんから聞いて、来ました!」


「あ!カスミちゃんの、

お友達なのか!!びっくりした~。

でもね、僕の弟子…って言われても……」


「とても、難しいのですよね?

…でも!私達に、手伝わせて下さい!」

「どんな事でも!手伝います!お願いしますっ!!」


「……わわ、わかったから、

大声は出さなくて大丈夫だよ(汗)」




「…えっ?!弟子にしてくださるのですね♪」

「やった!弟子入り成功だ~!!イェェェイ♪」


あ。"わかった"って、言っちゃった(汗)

んー。まぁ、いいか~


……この、銀世界に僕を訪ねて来れたんだもんな。


普通。この銀世界に来れる人は限られている。

きっと。いや、間違いなく

"心が綺麗な"子達なのだ。


「でわ!今日から僕の弟子として

手伝ってもらうからね!覚悟してね~!!」


「はい!」


やっぱ、大声。(笑)

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