悲しい

第13話

校門に立っていた、体育の先生の

横をすり抜けての!登校だった!!


『着いたー!ギリギリセーフ!!』

「…はぁ、はぁ。良かったぁ!間に合ったね」


『でも、ゴメンな彗。俺が寝坊したから…』

「ううん!気にしないで

なんか、楽しかった♪久々、走ったわ~♪」



頼と私は、教室へと向かった。


と、…「ちょっと!頼!!なんなのその子?」


うわっ!…隣のクラスの

神谷かみや らんさんだ……。。

私、この人…苦手なのよね、、

いつも4人のとりまきを連れて

女王様気取りで…気が強い。


『なんだよ、神谷?その言い方はー!』

「だって!…何で?手とか繋いでるし!」


『いいだろ、俺の彼女なんだから』

「…は?彼女!?………その子が?!

そんな地味な子の、どこが良いのよ?」


…教室中の、女子が…ザワついた


『神谷!いいかげんにしろよ!!

彗を、悪く言うヤツには!容赦しないぞ!』

……「……………!頼のバカ!!」


そう言うと、神谷さんは…

自分の教室へと帰って行った。。


…私じゃ頼の彼女に…相応ふさわしくないのかな?


……ヤバっ、悲しくなってきた。


とっさに、繋いでいた手を…離した。。


『…彗!』

「ごめん、ちょっと保健室行くね…」




はぁ……自分でも、わかってるよ、、

私は、綺麗でもないし…美人でもない。


…だけど、あんな言い方されたら…辛いよ


せっかく、学校来たけど

もう、帰りたくなってきたな…


とりあえず、保健室で休んで

1限目、終わったら…帰ろう。

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