第3話

私の祖父の名は、壽八じゅはち

とても腕の良い「理容師」だった。


祖母の話によると、

弟子希望者が沢山来ていて…

お弟子さんが常に十数名も居たと言う。


その証拠に!お正月の年賀状が!!

祖父の分だけで…葉書が5~6cmの

厚みになる程、届いていた!!


子供ながらに…

「じいちゃん。すごい!」と思っていた。

あぁ、懐かしいな。この記憶。


…そうそう♪御歳暮や御中元なども

お弟子さん達からの品が

いっぱい贈られてきていて!

甘党の私は、お菓子の贈り物があると

飛び付いて食べていた。(笑)

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