第14話

第14話

……………。

このままで、いられたら…

どんなに"幸せ"だろう………。


このままではいられないのに

思ってしまう、望んでしまう。。

ずっとミナトと、一緒に………なんて。


でも…現実、そうしてはいられなくて…



ふと、時計を見る。…もう、夜か

今日は週末。…稼ぎ時だな。。


今までなら、何の躊躇ちゅうちょも無く

夜の街に向かってる。


俺は…………


「ミナト、俺。そろそろ帰るから…。」

「……どうして?」

「…………………。」


「リュウ?…僕じゃダメなの?」

「そうじゃないよ。」

「だったら!一緒に居ようよ?」


「…俺だって、行きたくない。。

でも、稼がないと生きていけねぇし…。」


ぎゅ。


………ミナトが、俺を抱きしめる。


「ごめん、ミナト。…離してくれ。」


「…リュウ?戻って来るよね?」

「うん、また来るから。」



ミナトは、抱きしめていた腕をゆるめた



……外へ出ると、また雨が降っていた



俺の…"涙"を、隠してくれた。。



ずぶ濡れになって、マンションに着いた


「…あれ?」

部屋の鍵を開けようとしたら

鍵はかかっていなかった


…………白木さん、来てるのか。


部屋に入ると、

ソファに座る白木さんが居た



「やっと帰ってきましたね。

……どこへ、行ってたのかな?」

「あ、すみません、ちょっと…友達の所に…」


「…友達?君に、友達など居たのかね?

まぁ、それはいい……だが、

私に無断で、学校を欠席していたね?」


「………。」

「イケナイ子だね。誰の、お陰で

生活できてると思ってるんだい?」


俺は…何も、言い返せなかった……

白木さんは、しつけには厳しい人だから


「お仕置きが必要ですね…服を脱ぎなさい。」


嗚呼…また、お仕置きが始まる………。


いつにも増して…嫌悪感けんおかんがハンパなくて

…吐き気をもよおす


……「ウッ!……オエッ!!」


「おやおや!…そんなに、お仕置きが!

嫌なのかい?…そそりますね♪フフフ!!」


白木さんは、嫌がり抵抗されると

興奮するタイプだった


………白木さんは、俺の…カラダを

知り尽くしている…と言うか、俺を

自分好みの"玩具"に作り上げたのだ。


躾と称して、白木さんは…

嫌がる俺のカラダをむさぼるように

舐めまわした…。

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