第11話

第11話

ジュー!ジュー!




…………「ん?………ん~。。」

なんだか、いい香りが………?…


「…ハッ!」

俺は、"肉"が焼けるいい香りで

目が覚めた……


あぁ、そうだ…俺。寝てた。

ミナトに…抱きしめられて……///

なんだか急に……涙が溢れてきて…

今まで、あんなに泣いた事は無かった。。

そのおかげか…胸の苦しさが、消えてる!

めちゃめちゃ!気持ちがスッキリしてる!!


でも………恥ずかしいなぁ///

ミナトにどんな顔してよいのやら…///



キッチンの方を見ると…

ミナトが、炒め物を作ってる姿が見える


…なんて、声掛けたらイイのかなぁ~?///




カチッ。

「よぉ~し♪できたぁー!!」


あ、…

俺はおもわず寝たフリをしてしまった。。

ドキドキ…。

ん?……こっちに来る気配がする…。///

…声掛けられるのかな?


と…「ちゅ♡」

「うわぁ!?」

ミナトは!またしても!!ほっぺたに

kissをしてきた!!///


「目覚めた?♡」

「…う、うん!!///」

あー!ビックリしたーー!!


「晩ご飯できたよ♪お腹空いてるでしょ?」

「あ、うん///…腹減った!」



「うぉ!ウマそー♪いただくぜ!!」

「どぞ!召し上がれ~♡」


モグモグ…!?

「ウマッ!!これ、…何の料理!?」


「フフフ。回鍋肉ホイコーローだよ♪中華料理のね!」

「へぇ~!ガチでウマ過ぎる♪メシに合う!」

ガツガツ!!


「リュウったら♡そんなにあわてなくても(笑)

おかわりもあるからさ♪」


「そなの?♪ミナトって…スゲーな!

こんなウマいもんを、作れるんだな♫」

「イェーイ♪リュウに褒められたぁ♡」




「…ゴクン。あー!ウマかった~♪

ゴチそーさん!!」

「いえいえ~♪」


ふーっ!俺は…おかわりして全部食べた♪



…あ、やっぱ…ミナトに謝っとくか。。

「なぁ。ミナト…」

「ん?どしたの?」

「あのさ…そのぉ~。さっきは、…スマン。」


「あー、リュウったら♡律儀りちぎだねぇ~

気にしないでイイよー!」

と、俺の頭を…ワシワシ撫でまわした///


「あ♪リュウ今日は、うちに泊まってね♡」

………

「えっ!?と、泊まる!?」

「うん、だって…リュウほっとけないもん。」

「……ほっとけない。って…なんでだよ?」


「…リュウを、"独り"にしたくないの!!」



「………。」

俺は…何も言えなかった。。

…俺自身が、一番わかっている事だ………

独りになれば、また…夜の街へ向かうから。


「ね。リュウ、僕と一緒の方がいいでしょ?」

「……。」


そうだ。ミナトと一緒に居たい、

ただの"中学生"でいたい…

俺だって…あんな事、

好きでやってるワケじゃない……金の為だ

…ケド。もう、汚れてるんだ。。

後戻りはできない…元には戻れない…だろ?


「リュウ…?」

「俺は……、おまえが思ってるような

普通の人間じゃないんだよ……」

「…"普通の人間"?…リュウはリュウでしょ?」


「違う!!…俺は、俺は汚れてんだよ!

毎晩、男に買われて抱かれてんだよ!!……」


………!?

ドンッ! …ドサッ!?

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