第2話

第2話

♪~♫~♪


お!やっとチャイムが鳴った。

最後の授業が終わったー♪


俺は、急いで教室にカバンを取りに行き

ヤツをいて、1人で帰ろうとした



……あ、

下駄箱には、またしてもヤツが居た。。


「リュウ君♪待ってたよぉ~!」

「…はぁ、またおまえか。邪魔だ、退けよ!」


「もぉ~!自分で僕の名前聞いといて、

"おまえ"はないでしょ?ミナトって呼んで!」

「ったく…面倒臭いヤツだなぁー。女子かよ」

「いいじゃん!名前くらい呼んでよ?」

「…わかったよ。じゃ、ミナト!

もう、俺についてくんなよな!!」


俺はダッシュで!逃げた!!

「あ!リュウ君ー!!待ってよぉーー!」


誰が待つかよ!俺は全速力で走った!!





…ふぅ~、疲れた!

俺は、いつもの公園ではなく

たまにしか来ない河川敷かせんしきに到着した。


「あー、やっとミナトから解放された♪」

それにしても……なんでミナトは、

俺と、友達になりたかったんだろ…?

ずっと"一匹狼いっぴきおおかみ"な俺に近付くヤツは

誰も、いなかったのに?



「みーつけた!!」


えっ!?

振り向くと…

「うわっ!ミナト!!…なんでココが!?」

「…フッ。言ったでしょ?ストーカーだって」


ゾクッ……。背筋が凍った。

「…ミナト、おまえやっぱ…怖いぞー!!」



「怖い?…僕は、ただ…リュウ君と…

仲良くなりたいだけなのに………。」

そう言うと…ミナトは、悲しそうに

その場に、座り込んだ。。


うーん…なんだか、俺が悪い雰囲気だな。

"友達"かぁ…どうしよう。。



………………。

「わかったよ、…友達になってやる!

だから、そんなに落ち込むなよ?な!」

「やったぁ~♪ミナト君、ありがとう!」

と、俺に抱き付いてきた!?


…クソッ、やられた!

ミナトのヤツ、意外とあざといな!!


「こらっ!ミナト…抱き付くなよ!

暑苦しい!離れろよー!!」

「いいじゃん♪減るもんじゃないし~!」


「もう、いいから!離れろミナト。」

「は~い♪」

「でさ、ミナト…なんで俺と友達に?」


「んーと。リュウ君の事…好きだったから///」


…は、今。なんて?

俺の事を、好きだった………???

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