行方不明
第24話
……イズミが居なくなって…3日目。
俺は、……気が狂いそうだった。。
水は飲んでいたが、食欲は無くて
何も食べていない…
まともに寝る事もできなかった……。
…イズミは、
帰って来ないのだと…絶望していた。
初めて知った"恋心"
初めて感じた"愛しさ"
本当に、幸せだった。…なのに、
もう、俺の腕の中には……イズミが居ない
これが"失恋"ってヤツ…なのか……。
…涙が、頬をつたう。。
俺、こんなに泣いたの…初めてだ。
『僕。コージくん"あい"ですよ❤️』
……これが、イズミの最後の言葉。
いったいイズミは…なんで消えたんだ?…。
俺…もう…。死に…
♪~♪♪~♪~~
!?電話だ!イズミか!?
慌ててケータイを見た……が?
見知らぬ番号からの電話だった。…。
…イズミの失踪と、関係あるのか?
とりあえず、電話にでた。
「……もしもし?」
「早朝にすみません、晃司さんでしょうか?」
…!?俺を知ってる!!
声は、優しげな初老の女性のようだ。
「はい!晃司です!……あの!!貴女は?」
「落ち着いて、聞いてくださいね。
私は、相沢 泉の親代わりで…「イズミの事!
知ってるんですか!?イズミは、
今どこに?…無事なんですか!?」
俺は、落ち着いてなどいられなかった!
「…こ、晃司さん。今からお話しますので、
落ち着いてくださいね。」
「…あ、はい。…スンマセン💦」
「……いえ。取り乱すお気持ちは、
わかります。泉が…あなたの家から、
何も話さずに、出てきた事は承知しています
…ご心配を、お掛けしましたね、
晃司さんも、さぞ辛い思いをされたでしょう
…申し訳ありません。」
「あの…イズミは…。
何で急に居なくなったんですか?
今、イズミと話す事はできないんですか?」
「…申し上げにくいのですが……。
今…、あの子は"眠って"いるのです。
意識が無い状態なのです……。」
………は?眠ってる?…って………、
意識が無いって…どーゆー事!?
「イズミは…何かの病気なんですか?」
……「いえ。…病気ではないのですが。。
電話で、全てを説明するのは難しいので、
会ってお話しを致しましょう。
今から、そちらへ迎えの車を出しますので
暫く、お待ち下さいね。」
そう言うと、電話は切れた。
…俺は、出掛ける準備をして外へ出た。
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