第4話
***
「…は?え、なにそれ?!もう1ヶ月ヤってないってこと?!」
「しーっ!声がデカいっ!!!」
休日、高校からの親友である
「……アンタらもう熟年夫婦並みに一緒に居るもんね。要は飽きたんじゃないの?吉岡の方が菜々に欲情シなくなったって。そう考えるのが一番自然じゃない?単純に、他の女に走りたくなった…とか?」
容赦なく思ったことをズバズバ言ってくる美雪。それは時に有難くもあり…時に辛くもある
「仕事が、忙しいんだと思うけど…」
「吉岡の仕事って、確か美容師だよね?客は勿論だけど、職場にも若い女なんてウジャウジャ居るでしょ」
「それはっ…そうだけど、」
「そんなんでいいの?もうすぐ私たち三十路だよ?ハッキリさせた方が良くない?これから先も一緒にいる気があるのか、吉岡に聞くべきだと私は思う。」
そんな簡単に言われても、困る。
もしも一緒にいる気がないと言われてしまったら…私はこの先どうやって生きていけばいいのか、分からないよ。
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