第2話
同棲している幼なじみ兼彼氏である目の前の男─…
彼とはもう今年で27年の付き合いになる。
物心ついた頃から私の隣にはいつも颯斗がいた。保育園も一緒だったし、小中高と同じ学校を出て…高校卒業と共に一緒に暮らし始めた。
というのも、美容師になる為に美容の専門学校に通う颯斗と歯科衛生士の専門学校に通う私。
地元から遠く離れた同じ市内にある学校に通うことになったのでお互いの両親に言われて二人暮しをすることになった。
それから今現在に至るまで一緒に住み続けている私と颯斗。私たちの間に「好き」なんて言葉は交わされたことは無いし、「付き合おう」という契りを交わした覚えもない。
それでも──…
「…っ、ん…はやっ、と」
キスを交わすことはよくある。
他にも、、
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