第40話

その日の勤務は日勤深夜で0時前にアタシはマンションを出た。



すると暗がりにこちらに向かって来るサツキを見つけた。




「今から仕事?」



「うん、深夜。サツキは今仕事終わったの?」



「うん、そう。お疲れ、頑張って?」



サツキは少し疲れているように見えた。



「忙しかったの?」



「まあ…緊急オペとか入ったし。ねえかのん、」



「うちの病院に来る事どうして黙ってたの?」


アタシは少しサツキを責めるような言い方をした。

知ってて言わないなんて感じ悪い。


するとサツキは薄く笑って、



「かのんにサプライズで会いたかっただけ。」



て、まるで彼女に言うみたいにサツキはさらっと言った。

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