第39話
―――
由芽には返事はしたけれどアタシは自分の働いている病院でサツキとは会いたくなかった。
誰だって身内や知り合いが病院にいたらなんだか避けたい気分になると思う。
昔、よく話した事もない親戚が姪のアタシの名前を勝手に持ち出して入院中好き放題してある病棟に迷惑を掛けた事があったから。
身内だろうが他人だろうが医療行為は皆平等なんだから。
だからイヤ。
立場は違うけどアタシはサツキの迷惑にもなりたくないし、反対に迷惑を掛けられるのもイヤだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます