第5話

五葉皐月(ごようさつき)はアタシが幼稚園の時からの幼なじみ。同じ町内に住んでいたから中学校まで一緒だった。


高校生になるとサツキは県内でも有名な超進学校に入学してアタシ達は自然と疎遠になっていった。




コンビニから方角が一緒だからとふたりで帰っていたら、


「…え?かのんの住んでるマンションてココ?」



「最近引っ越したの。ちょっと給料も上がってきたから。」



「何階?」



え、なんでそんな事聞いてくるの?



「4階…だけど?」



「俺8階に住んでるの。今すごくビックリしたんだけど!?」



「ええ!?ホントに!?」



凄いこんな偶然てあるんだ…。

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