第81話

アタシはまたソファーに座る。



もしかしてエリー先生言ったのかな……。



「体調おかしくない?」



「え……?」


アタシは思わず律の方を向く。



「なに、大丈夫だよ?悪そうに見える?」



「ううん、見えないね。」



律は淡々と答える。



「ならどうしてそんな事聞くの?」



「河本さんにダメ夫の烙印を押されそうだから。」



「……真理が何か言ったの?」



「そんな大した事じゃないよ。でもはなは俺が思ってるより重症みたいだね。」



律は困ったように微笑んだ。



「俺に言ってない事そろそろ話せない?」



アタシは、



冷静に彼と話せるのか全く自信がなかった。

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