THE WAY I FEEL ABOUT YOU

第1話

「き、気分悪...」



「大丈夫?はな、結構つわりが酷いわね。」


妊娠4か月目のアタシはまだつわりが治まっていなかった



「あんたこっちに帰ってきてから実家に入り浸りで...律君ほったらかしじゃないの。」



「大丈夫だよ、彼は何でもできるから。それに夜には帰ってるもの、」


母は呆れていた


「だから言ったじゃない、のほほんとしてていいの?ってお母さんいったでしょ!律君は病院の後継者になるのよ?...まったく頼りない奥さんねぇ。」


言い返せなかった


アタシは子どもができるという事が初体験だから未知の世界に足を踏み入れた感じでドキドキしていたけど、実際は仕事をするより困難じゃないかって思い始めた



「...ねぇ、律君は本当に“滝川”に受け入れられてるの?」



「さあ...現時点での決定権は彼の義父さんが持ってるから、誰も口出しできないよね。」



「...他人事みたいに。そのうち律君ははなに愛想つかして不倫に走るわね、お母さん止めないけど。」



「はい!?なに言っちゃってるの?そんなことするわけないじゃない!」




アタシはさっきまでのつわりの症状が母の言葉で止まった



「そうかしら?律君はその気はなくても向こうから来られたら...」




「帰る!!」



アタシは帰り支度をはじめる

すると母が声を掛ける



「結婚したからってあんまり離れてちゃダメよ?」



あたしは頷いた






☆☆The way I feel about you☆☆

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