第42話
「やっぱり何でもない……っ」
「何でもないって……」
「また明日ね?」
私は成宮君に手を振って、そのまま男の子たちに付いて行った。
廊下を通り抜け、体育館に続く道を歩いていく。
内心ガクガクで怖いけど、どうすることも出来ない。
どうにか逃亡出来れば、いいんだけど……。
普通の世間話でありますように。
リーゼント同盟以外でありますように。
そう願いながら歩いていると、男の子たちは、ふっと体育館の前にある古ぼけた倉庫の前で立ち止まった。
男の1人が鍵を取り出して扉を開ける。
「え?あの、どうして使われていないはずの倉庫の鍵を……」
あなた方が所持しているんでしょうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます