第13話
「まずは変な子の印象から脱出しないと……」
今すぐに、明日にでも!
誤解を解いてから始めたい。
変な女の子じゃなくて、せめて不思議な女の子くらいにはなりたいよ。
じゃないと“変な女の子”の印象が強すぎて、私のいい面も悪い面も全てあやふやになっちゃう。
それだけは回避しなければ!
私は改めて気合いを入れなおしてベットに寝転がった。
それにしても……。
『ボールペンになりたい』
彼は、この発言をどう捉えたのかな?
自由気ままな“猫”になりたいでもなく
“鳥”になって空に羽ばたきたいでもなく
どこにでもある“物”になりたがったこと。
「怪しい女だと思われてたら嫌だなぁ……」
そう独り言を呟きながら、私はそのまま目を瞑った───。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます