第70話
……後日、私は両親に紹介したいひとがいる、と連絡した。
あまりにもベタな台詞だったからそれで理解してくれると思ったんだけど……。
かえってきた返事は「菜々にもやっとお友達ができたのね。」
と、どこか安心した声だった。
一応浦崎君のフルネームも伝えた。
……ん?まさかお母さん浦崎君の
そこまで鈍感なお母さんでもないと思うし。
考えすぎよね。
浦崎君にも日程が合うことを伝えたら、スーツ買いに行く!とか言い出すし。
あんなに色々服持ってるのにまだスーツ買うとか。
スーツとか堅苦しいから普段着でいいのに。
私は何着たらいいのかな。
当日までなんだか落ち着かない日々を送りそう。
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