第67話
「……でも、浦崎君は本当に私と結婚したいのでしょうか。」
食事も中盤になった頃、ふと口に出てしまった。
「は?」
「とにかく出会ってから何もかもが早すぎて正直私は困惑してるというか……、」
お互いまだ知らない所沢山あるのに……。
「私はまだ浦崎君をよく知らないのに、」
「全部知ったら結婚なんてしねーわ。」
「え?」
浦崎先生は頬杖をつく。
「凪はもっと菜々を知りたいんじゃねーの……って俺に言わすな。ちなみに凪の性癖はすげーぞ?」
「えっ!?」
浦崎先生は吹き出す。
「ばーか、俺がそんなの知るわけねーだろ。」
もうこんな時に冗談とか止めて欲しいんだけど!
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