第49話
でも、できるなら菜々には知られたくなかったな。
彼女の事だから変に遠慮しそうで……いや、絶対する。
大体波久が原因で別れたのに、
今更波久が気にするとか理解不能なんだけど。
俺を気にしているのか、それとも菜々を気にしているのか?
今週の菜々のスケージュールどうなってた?
でも俺が話してどうなる?
菜々が聞いたら答えればいい。
俺は視線を執刀介助している波久に向ける。
浜辺さんが波久に靡かずに俺と一緒にいたらいずれ彼女と……結婚してたか?
菜々に興味を示さずに?
そうしたら波久と菜々は……、
「おい、凪どこ見てんだよ。」
波久に一喝される。
ダメだ、冷静に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます