第46話

……仮眠用ベッドに横になっても頭が冴えて眠れなかった。


まさか志織ちゃんが浦崎君と付き合っていたなんて。


世間は狭い、狭すぎる!


すると枕元の携帯が鳴る。


浦崎君からの、おやすみと入力されたメールだった。


……なんかとても複雑な気持ち。


既読スルーとかは失礼だから……、

でも既読した事知られたくない。


「これが嫉妬なのかな……、」


過去の事なのに気になるなんて……、

その時私は浦崎先生もこんな気持ちをずっと抱いていたのか、と思った。


自分の好きな人が他の人を愛してる姿なんて見たくない、と。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る