第41話

「……1度自分のマンションに帰りたいです。」

「え、はやっ、」


真面目に話す菜々の前で速攻で返答してしまった。


「え、それって俺が一緒に寝ようとかベッドは1つとか言ったせい?」


彼女は少し頭を傾ける。


アレは完全に俺の彼女と暮らすとやりたい願望であって……うわぁ、引かれてたんだな。


「いや、それはしなくていい。うん、本当に。菜々も仕事してるのに無茶なこと言った。」


「……それだけじゃないの。」


菜々は困惑したような表情を隠せない。


え、まだあるの?


俺はさっきからクリームソーダを飲んでるけど一向に口渇が治まらなかった。

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