第15話

マンションに帰ると菜々はエプロンをして晩御飯の準備をしていた。

え、もうコレって新婚生活だろ?エプロン姿とか可愛すぎるんだけど。


「あ、浦崎君おかえりなさい。」


「あ、うん。」


「浦崎君の周辺機器片付いたよ?見ておいてくださいね。」


「あ、ありがとう。」


自分の部屋に入ると、デスク周りが綺麗に整頓されていてルーターまで新しくなっていた。


あんな機械音痴みたいな可愛い顔して大企業のSEなんて恐ろしいギャップで怖いわ。

絶対彼女は遥かに俺より頭が良い。


「どう?操作してみました?」


「え、あ、まだ·····、」


あ、マズイ、こんな所で変な事思い出した。

·····きっと今彼女は下着をつけているはずだ。


なんだよ俺中二病かっ!?


「お、俺お風呂入ってくる·····、」


「分かりました。」


「菜々·····、」


「はい?」


「·····一緒に入る?」

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