｢言い方がおかしくないですか!?｣

｢え、面白いくらいに彼は引っかかってくれたの？思いのほか純粋……、｣

そう言って山本さんは笑い出す。

｢でも間違ってはないよ？彩さんは大事な俺の部下だし？｣

｢じゃあそう言ってくださいよ……。私は山本さんの事好きなのかまで聞かれちゃって。｣

そのせいでお別れの予感まで……、

｢それは悪かったね、今度彼に会ったら謝るよ。｣

｢もういいです……、私がちゃんと訂正しましたから。｣

山本さんは既婚者で、3歳になる可愛い娘さんがいることも伝えたから。

それを知った浦崎君は耳まで真っ赤にして｢今顔見ないで、凄く恥ずかしいから。｣と言って隣の部屋から出てこなかった。

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