第56話

彼女は永井さんと言って2年先輩の同じSEをしている。今はこのショッピングモールの担当をしていた。


「久しぶり。彩さんのチームは今大学病院なんだってね?1番ハードな所担当になっちゃったね。あそこのドクター達の要求半端ないから……って、あ、もしかして彼氏さん!?」


永井さんは浦崎君を見るなり少し興奮気味になる。

浦崎君は少しだけ彼女に頭を下げ挨拶をする。


「ちょっと素敵な彼氏がいる事黙ってたのー!?」


え、そういう訳じゃ……。


「もう彩さん何も話してくれないからー!」


……やめて、静かにして。

心が追いついてないのに勝手に先走らないで。


「……違います、この人はか、彼氏じゃないです、友達です。」


私は混乱していた。

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