第21話
「僕がモテるの知ってるんですか?」
……誰が見てもその容姿は二度見するほど綺麗でしょ。その肌の綺麗さは異常よ、エステにでも行ってるのかと思うくらい。
「……まぁ、モテるんじゃないの。」
彼を見ることなく持参していたペットボトルのお茶を1口飲んだ。
「じゃあなぜ彼女できないんですかね。」
またまたこの嘘つきが。
いないわけないでしょ、それか不特定多数の女性がゾロゾロ出てきそう。
「まぁ顔が良くても性格とかも大事だしね……、」
あ、マズイ言葉を発してしまった。
性格に難がある事を本人を前にして言ってしまった。
院瀬見くんはクスクス笑いだした。
「な、なに?別に院瀬見くんの性格が悪いとか言ったのではないから……、」
「もう遅いでしょ、訂正できないですよ。」
私はため息をついた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます