第2話
「拗らせてるって……、」
私はそう言ってタブレットに目を落とす。
拗らせている、というより……怖い。
「前にも言ったけど大学生の時の元カレのストーカー気質がトラウマになってるんじゃない?」
「……うん、そうかも。」
私は大学生の時に部活の先輩と付き合っていたけれど、考え方とかあまり合わなくて半年ほどで別れた。
なのにその後から駅や学生寮の玄関で待ち伏せされたりと元カレに対して恐怖心しか湧いてこなくなった。
だから部活も途中で辞めた。
以降恋愛はしていない。
隣に座る美希はそんな私から視線を外して小さくため息をついた。
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