第4話
そんな時、どこからかライトにそっくりな人物がいるとの噂を聞き事務所側があらゆるつてを使いたどり着いた。
民間からの依頼であったが政府関係者から日本大使を通じて警視庁に依頼が来たのだ。
警察では手が出せないため交換条件として報酬を支払ってもらう事となった。
任務は3つ。
1.ライトに代わりスケジュールをこなすこと。
2.メンバーを護る事。
3.犯人を捕まえること。
一通り報告書を読み終え、最後のページを見た瞬間怪訝な表情を見せたかと思いきや頭を抱えた。
近くにいたカゲロウとパソコンで情報を探っていたトンビが興味津々に覗き込んだ。
「わ~。やることだらけ。おっと、アゲハってダンスできたっけ?」
トンビの言葉にみんなが反応する。
「想像できないわ。」
カゲロウの言葉にみんながうなずく。
確かに語学に関してはハングルも英語も中国語も以前の仕事で経験が有るため問題ない。
だが、ダンスばかりは経験どころかKPOPやJPOPなどと言ったジャンルに全くといっていいほど興味さえ無かったため見たこともなかった。
未知の世界だ。ましてや乗り気でないアゲハにとって厄介事でしかなかった。
小さくため息をつくと思い腰を無理やり上げ、部屋を出ていく。
基本はチームでの任務となるため準備に取りかかる。
アゲハの携帯にトンビから情報が送られた着信がなり続けた。
トンビはアゲハの背中に向かってサポートするから!と声をかけた。
カゲロウは面白がってかがんばれ!とにこやかに送り出す。
アゲハは振り向きもせず肩を落としながら左手だけを上げた。
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