11/7 幻想に浸る僕たちの
人は自分が持っている幸せを、いつまでも感じていたいと思う、誰だってそうだろう、ずっと幸せで居て、辛いことなんてなかったら、それだけで自分がそこにいる価値がある、生きててもいいんだと思えるから。
どうも、今日も今日もて藍星みりだ。ちょっと昨日の話から派生して話したいことがあったからそれについて。
自分が幸せだと感じるものが、何かしらあると思う、というかあって欲しい。まあ、持ってるのだとしたら、それを一生離さないよう抱えて生きることだろう。だけど一生形が変わらず存在し続けるものなんてありはしない、いつかは壊れてしまう。まるで夢だったかのように、自分が幸せだったという幻想を残して。その幻想に浸ってられる内はまだいい。でもいつかは消えてなくなってしまうものだ、ずっと抱えて歩くことは出来ない。いつかは離さなければいけない時が来る。それはとても辛く受け入れ難いものだ。
幸せだけ感じて生きてられるならこんな波乱万丈な人生を送らなくて済むのにといつも思う。
ただ、人生山あり谷ありと言うように、いいこともあれば悪いこともある、それを繰り返しながら生きていくのが人生というものであるのだ。だから辛い現実も受け入れなくちゃいけない。
まあずっと幸せを感じる為の方法があるとするならば、小さな幸せをたくさん抱えることだ。1つの大きな幸せに縋っていると、それが無くなってしまった時の喪失感が大きい、それに大きな幸せというのは大概替えがきかない一点物。それよりも、日々の小さな幸せを噛み締めて、たくさん抱えて歩く方が気が楽なのである。
恋愛なんてのは大きな幸せの代表例だろう。一生大事にしたいと思えるほどのもの。替えのきかない唯一無二のもの。だけどいつかは壊れてしまうことがほとんど、なぜ人はいつか壊れてしまうものを抱えて歩くのだろうか。理屈は分からない、ただ、そうしたいから。人間的な本能なのだろうか、誰かと一緒に居たいと思うこの心は。
なにも悪いことじゃないし、それ自体は神秘的、幻想的で、一生守っていきたいもの。でも現実はそうもいかない。いつかは悲しみにくれ、苦しむことになる。
できることと言えば、その大きな幸せを抱えておけるうちに、たくさん幸せであること。なにか日本語がおかしいような気がするがまあいい。
夢は、幻想は浸れる内に浸っておくのがいいだろう。いつか無くなってしまうものなら尚更ね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます