10/21 救いのない現実
もう自分が行動したところでどうすることも出来ない、どうにもならない、まさに救いようのない現実に直面したことはあるだろうか。今日はそれについて
自分はそこまで切迫した状態に陥ったことは無いのだが、この前友達の相談を聞いて救いのない現実ってあるんだなと感じた。
(前話参照)
自分でもどうしようもない、周りの人が相談に乗ってくれても根本を解決することは出来ない、しまいには自分の周りにあるものが何も信頼できなくなって、真っ暗な道の中、なんの光も見えなくなって、そこに差し伸べられる救いの手すら見えなくなる。本当にこんな世界無くなってしまえばいいんじゃないかと、本気でそう思うことになる。
周りの人がどんなに相談に乗ってくれようが、とんなに気を紛らわそうとしても、変わることの無い深淵の如く存在する闇。今回の案件より軽いもので死にたくなる、この世から消えたくなるほどの苦痛を感じたのに、これより重いものを抱えた知り合いはどれほど辛いだろうか、どれほど生きることに絶望しただろうか。
こんな自分では、周りにいる、自分のことを心配して話を聞きに来てくれた人を傷つけてしまう、だから誰も関わらないでほしい、話しかけないでほしい…だけど誰かに傍にいて欲しい。こんな相反した欲望を抱えて生きている。なぜほっといてほしいと思っているのに、同時に傍にいて欲しいと願うのだろうか。これが人間という生き物なのだろうか。
逃げて逃げて逃げ続けて、その過程で救われる道があることを願うばかりだ。もちろん自分たちも、その人が救われるよう力を尽くす。この世界に生きる、いつかの幸せを…。今日なんの寄りべもない暗闇を歩いていたとしても、いつかは光のさす、暖かい場所があると信じて。
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