10/16 「共依存」

今日は、お互いがお互い好きな人の存在を求める、共依存についでに話していこうと思う。


まず前提として「恋愛」の持つ力について話しておこう。

人間生きていたらいつか恋をするだろう、恋は素晴らしいものだ、人生を豊かに彩ってくれる。そうしてそれに付随して進展していく、いわゆる「恋愛」になると、人間の性格を変えてしまう。人がそれまで持って生きてきた考え方を根本からねじ曲げてしまう、いい意味でも悪い意味でも、そんな力が「恋愛」にはある。


そうしていつしかその人と一緒に居ることが当たり前になっていく、その人と居ない未来が想像出来なくなる。この段階まで来ると、その相手と一緒に居ないと不安を覚えてくる。そうして深い愛情表現を求める、この状態がいわゆる「依存」である。これをお互いがお互い求め出すと「共依存」となる。


別に自分はこの「共依存」自体が悪いことであるとは思っていない。だが人に寄っては依存されることを苦手に思う人が居たりする。また「共依存」はお互いがお互いに依存している状況であるため、状態がとても不安定で、壊れてしまうリスクがかなり高い。実際共依存状態から壊れてしまったカップルをいくつか見てきた。依存すること自体は構わないが程度と頻度を考えないと、うまく関係を続けていくのは難しい。


だがそんなことを考えられたら苦労はしないわけで、じゃあどうすればいいのか?、正直、落ち込んでいる時はどうしようもない。そんなこと考えられるくらいなら、そもそも落ち込んでなど居ないのだ。


好きな人がいたら「依存」はするだろうし頼るし縋るだろう、自分という存在を肯定してもらう為に、ただそれの多様は、その関係を崩壊を導きかねない危険なものだ。対象方も落ち着いてる時にしか使えないものなのだとしたら、壊れゆくのも自然の摂理なのかもしれない。後からどうにか出来ないかと嘆いたところで結局結果論でしかない。それもまた、仕方の無いことであると、俺は思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る