第14話

それから1週間、冬弥からの連絡は毎日続いた



《おはよ。昨日は朝の5時まで仕事で疲れたし眠い。これからまた仕事。元気ちょうだい。 Toya》


《お疲れさまです。ファンのためにも無理せず頑張ってください。 友梨》


《友梨のためにも頑張る。友梨も頑張れ。 Toya》


当たり障りのない返答にも、顔が熱くなるような返事をしてくる


毎日必ずメッセージ送ってきて、時々写真なんかも添付されていた


そんな冬弥に、少しずつ心を許してる自分がいることに気が付いていた


もう少しだけ心を開いてみよう


そのもう少しが募っていってることにも気が付いていた


踏み入れてはいけないと心に誓ったはずなのに…

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