ネコ好きの平凡な人生のはず がなぜ?

遊遊

プロローグ

プロローグ前編

「.......にゃー. ...にゃー...ニャー!」


ネコが鳴いて誰かを起こそうとしている。


「クゥあと少し寝かせてよ、あとついでに、もふもふさせ...て」


スヤスヤ寝ている男が飼い主のようだ。

飼い猫の名前は[クゥ]というらしい、白猫で眼の色は金色に輝いている。


主人が起きてくれないので怒っているようだ。


(ガリッ!) (ガブッ!)


「痛い!クゥなにするんだよ!」


男は飛びおきた、それを見てクゥは機嫌がよさそうに


「にゃ〜ん♩」


と可愛らしい鳴き声で主人の目覚めを出迎えた。


「クゥ...起きないからってそこまでしなくても...」


膝の上にクゥが登り、定位置でくつろぎ始めたそしてクゥの頭を撫でながらぼんやりした。


「クゥは相変わらず可愛いなぁ、もふもふしてるし!」


そう彼は、ネコが大好きなのである。


ダメなくらい...


「にゃ〜ん」


ネコが膝から降りた


「もういいのか?」


男は物足りなそうだ、そして


「ここはどこだ?」

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