第10話
どうも。
高度に発展したマゾは犬と区別がつかないでお馴染み、クライヒハルトである。
突然だが、貴方は神を見たことがあるだろうか。
俺の答えはただ一つ。
A.王国で見た。
「……ん、しょ……。クライヒハルト、これでいいの? 」
「くっ……!」
「踏まれてるのに、すごく気持ちよさそう……。ふみ、ふみ……。顔、蕩けちゃってるよ……?」
「そ、そんな訳あるか……!!」
「私、胸もお尻もない貧相な身体なのに。こんな幼児体型の女の子に踏まれて、興奮してるの? ……可愛い♥ いいよ? もっと、気持ちよくなって……?」
傷一つないリラトゥの素足が、俺の顔を優しく踏みつける。仄かな汗の甘酸っぱい匂いと、その奥に潜むミルクのような香りが俺の顔を包む。
姫様がリラトゥをブチのめしてから数日後。俺は、リラトゥに頭を踏みつけられていた。
イ……イエエエエエエエーーーーーーイ!!!!
YESYESYESYESYESYESYESYES!!! 神神神神神ィ!!!
もう……もう、全部許すよ。
何をとかじゃない。"全部"許す。
世界って、こんなに美しいんだな……。俺たちが生きてる事って、本当に奇跡なんだ。25メートルプールに時計の部品をバラバラに放り込んで、それが正しく組み上がるよりもなお低い確率で産まれた俺たち。命は、ただそこにあるだけで尊く、綺麗なんだ。
たくさんの命が暮らす、この星を守りたい。世界平和を目指そうよ。
「ふふっ……どうしたの、クライヒハルト? 貴方ならリラトゥの足くらい、簡単に退けられるはずよね? あったかくてぷにぷにの、柔らかくて気持ちいいリラトゥの足♥ ……そうよね、退けたくないわよね? ほんと、最低の英雄だわ……変態で、
「ああっ……♥ 許してください、マリー様……!」
「変態、変態、変態……♥ ほら、リラトゥも言ってあげて? このマゾは、変態って言われて喜ぶ最低の男なんだから」
「うん……クライヒハルトの、変態……♥」
靴を脱ぎ、覚束ない足捌きで俺を踏みつけるリラトゥ。そして椅子に腰かけ、その様子を艶美な笑みを浮かべながら眺めるマリー様。
リラトゥの脚は温かく、そして程よく柔らかく、力一杯踏まれても痛みより気持ちよさが先に来る。リラトゥの無表情な顔に見下されながら、無様に這いつくばって踏みつけられる。そして、その様子をご主人様であるマリー殿下にクスクスと嗤いながら見られてしまっている。
生きててよかったと確信する至福。この世の天国が、そこにはあった。
マリー殿下の有り余るS嬢としての才能に、俺はもはや恐れを抱き始めている。まさか、ここで無知シチュとはね……! そ……その発想は無かったァ~~~ッ!! やはり君は天才だッッ! やはり君は天才だッ! 烈海王もそう申しております。性の知識に疎いジト目系ロリに、己の痴態を分析されながら躾けられる。無知シチュのウマ
「ありがとうございます!!!! ありがとうございますッ!!!!」
生の喜びを噛み締めながら、一つしみじみと思う。
……いや、マリー殿下凄すぎないか???
民衆の間では星が堕ちたと噂されている、マリー殿下とリラトゥの戦闘が終わり。
「ほな……マリー殿下を傷つけたらしいし、”ケジメ”つけてもらいまひょか……」くらいの軽いテンションで合流した俺に、マリー殿下が開口一言、「リラトゥも貴方の"しつけ"を手伝ってくれるそうよ」と仰ったのだ。その時の笑みの美しさと言ったらもう……とんでもなかった。まさに傾国。世が世なら彼女のために城が建っただろう。
そして事情を全く把握していない俺をよそに、事態はあれよあれよと進み……そして、今の天国に至る。
う、うおおおおおおおおお!
マリー殿下最強! 最強! 最強!
元々交渉力に秀でた人だと思ってはいたが、まさかここまでとは思っていなかった。というか、帝国の皇帝をSMプレイに巻き込むのはもう交渉とかの次元を超越しているだろ。何をどうしたらこんな事になるんだ。いくら何でもミラクルすぎるだろ。
やっぱさぁ……異能とか強さとか、下らないって。この人を見てるとつくづく実感するね。人生の豊かさは、そんな物とは全く関係ない所にあるんだ。俺の異能……なんだっけ、【貢ぎマゾ】だっけ。あんなもん、マリー殿下の輝かしい女王様としての才能に比べればあまりにもちっぽけな能力だわ。あれ、今からでも他のに変更できないかな。周りの女性は俺を虐めたくなるみたいな。
リラトゥの処遇をどうするのか、正直俺も決めかねていたのだが……もう、発想のスケールで完璧に負けた。完敗だ。思いついても実行に移すか? 相手は一国の皇帝だぞ? いや、俺も一国の姫さまにお相手して貰ってるという点では似たような物なんだけど。
やっぱりマリー殿下しか勝たんわ。まさに理想の女王様……いや、女王神だ。神を超えた神。将来的にSMを司る神として祀られて欲しい。
かつてない官能にとろけている俺に、マリー殿下とリラトゥが淫靡な笑みと共に囁く。
「ほら、マゾ犬。もっと気持ちよくなりたいでしょう? 犬は犬らしく、おねだりしなさい♥ 」
「そうだよ……クライヒハルトが何されたら喜ぶのか、もっと教えて……♥ 」
ウ…ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!
生きてて良かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!
……どうも。
人生の8割がハッタリとその場しのぎでお馴染み。
クライヒハルトを虐めながら自分で自分の首を絞める一人SMプレイの達人、マリー殿下です。
「……姫様」
「何も……何も言わないで、イザベラ……」
「姫様……」
分かってるから。自分がすっごいアホやらかしたってこと、ちゃんと分かってるから。
「どうするのですか、姫様。あれほど恐れていた、『クライヒハルトに怯える事なく虐められる存在』が出来てしまいましたよ」
「分かってる……分かってるから……!」
冷たい目でこちらを見据えるイザベラへ、魂を絞り出すようにそう返す。
何でこんなことになってしまったんやろなあ。
「『こちらの強みを押し付ける』『力付くでリラトゥの企みを粉砕する』と、仰っていましたよね。それは我々劇団にとっても道理にかなった物でした。リラトゥにクライヒハルト卿の異能を開示したことも、彼女に戦力差を教え込む上では必要だと判断されたのでしょう。そこに異議はありません」
「はい……」
「ですがその後。リラトゥにクライヒハルト卿の嗜好を教え、あまつさえ彼の調教に参加させた事は本当に理解できません。どういう訳ですか? 」
「はい……ごめんなさい……」
「適当にあしらっておけば良かったではありませんか。クライヒハルト卿、随分と喜んでいましたよ。それはそうでしょうね。自分を恐れず、虐めてくれる女性が2人に増えたのですから。ですがその分、彼の忠誠が他所へ行くリスクは格段に増えましたよね。『クライヒハルトの心変わりが怖い』と、あれほど仰っていたではありませんか。自分で自分の寿命を縮めてしまったことにお気づきですか?」
「違うの……違うのよ!」
事情を理解している人に、理論立てて責められるとすっごく辛い……!
クソ、何で私が虐められる側に回っているのだ。クライヒハルトが喜びそうな感じでネチネチと責め立てるんじゃあ無い。キツい詰問から逃れるように、大きくかぶりをふる。
「そもそも! 私が教えたんじゃないわ! 何でか知らないけど、リラトゥが既にクライヒハルトの被虐趣味を把握してたの!!」
そう、ここだけは神掛けて主張しておきたい。私が、自ら進んで彼の性的嗜好を開示した訳ではない。そんな事するわけあるかい。ここに関して、私は何一つ悪くないのだと神に誓える。
思い出すのは、リラトゥとの戦いを制し、彼女を舌戦で落ち着かせた後。
リラトゥの巨人 (あれ結局何だったの? 異様に強かったんだけど) が最期にまき散らした血液によって、草一本も生えなくなった荒野でウフフと談笑していた際。
いきなり『そういえば、クライヒハルトは虐められるのが好きなの?』と聞かれた時の私の気持ちを想像してみて欲しい。本当に血の気が引いたわ。せっかくこっちが勝ったのに、また直ぐ第二ラウンドが始まるかと思った。
今考えれば、ある意味当然の事だとは理解できる。リラトゥは、クライヒハルトの血液を確保していた。それを通じて、まあ……私への、愛情……的なあれそれを薄っすら把握し、初めての嫉妬を覚えてしまったせいで、そもそも今回の騒動が始まったのだ。
それ程までに被捕食者の情報を把握できるなら。性欲が服を着て歩いている男ことクライヒハルトの被虐嗜好など、真っ先に理解できて当然だろう。
リ……リラトゥが無知で本当に良かった……。一歩間違えれば、私とリラトゥがマゾ犬のリードを引き合う骨肉の争いが開催されていたかもしれない。嫌すぎる。私とリラトゥが互いの必殺技をぶつけ合う、あの恐ろしくも神々しい絵面はどうなってしまうんだよ。最悪の絵面になるぞ。
とにかく。そんな絶体絶命の状況から、私は精一杯リカバリーしようと頑張ったのだ。この事実だけは厳に主張しておきたい。そこ以外あまり強く出れる部分が無いとも言う。
「絶対に隠し通さなきゃいけないトップシークレットが謎にバレちゃってるし! クライヒハルトがそろそろ戻ってくるし! こっちはもう完全にパニックよ! そんな限界ギリギリの中で、『そうだ、リラトゥも仲間に入れてしまえ!!!』って思いついた私、むしろ凄くない!? 何なら褒めて欲しいくらいよ!!」
クライヒハルトの趣味嗜好は、私と劇団員しか知らないトップシークレットだ。なにせ、彼は余りにもチョロすぎる。軽く足で虐めてやる程度で、イザベラは高位竜の牙を贈られたのだ。他国の人間や悪意ある者へこの情報が渡れば、クライヒハルトへ怒涛のハニートラップが雲霞の如く押し寄せるだろう。大抵の者は上位存在である英雄を虐げるストレスに耐えきれず脱落するだろうが、万が一私のように適性を持つ者が現れれば王国存亡の危機だ。
事実、リラトゥが現れた事で本当にそうなりかけたのだ。彼女を積極的に取り込むことで、何とか主導権を手放さなかった私はむしろ褒められるべきだろう。
「……と、思うんですけど……」
帝国の皇帝なにするものぞ。我が冴え渡る機転、叡智の輝きを称えるべし称えるべし。そう語る私の声は、あまりにも弱々しかった。
「…………」
「…………あの、イザベラ……?」
「……姫様が本気でそう思っているなら、賞賛でも拍手でも何でもして差し上げますが?」
「ごめんなさい!!!!」
無理があったか。無理があったわよね。ごめんなさい。
「どうしようもなかったの! 私も時代の犠牲者なのよ!」
「錯乱しないでください。確かに、今一番苦労しているのは姫様でしょうけども」
頭を振り乱す私を、イザベラがどうどうとなだめる。
「こ……怖かった!! リラトゥも怖かったけど、なによりリラトゥに指示しながらクライヒハルトを虐めるとか言うワケわかんない調教をやらされたのが本当に怖かったわ!! 何あれ、SMクラブで行われる新種の二人羽織!? 自分で自分の立ち位置が訳わかんな過ぎて眩暈がしそうだったわ! どんな顔で『ほらリラトゥ、もっと焦らしてあげないと♥』とか言ってたの、私!?」
「あ、自覚があったのですね姫様」
「あるわよ! あれ……あれ、ホントに何!? なんでクライヒハルトは当たり前に適応してたの!? 」
涼しい笑みを浮かべて余裕そうに振舞ってたけど、内心は冷や汗ダックダクだったわよ。
「今日ほど私の顔と演技の才能に感謝した事は無いわ……」
私を演技上手に産んでくれてありがとう、お母様。なんか功罪で言うと罪の方が大きい気がするけど、それでも有難う。天国で、あんまり私の様子を見ないようにしてね。たぶん見るに堪えないと思うから。
「人生は遠くで見ると喜劇で、近くで見ると悲劇ね……」
「なんと。姫様が悟ったような事を。お可哀想に……」
そう言って、イザベラがわざとらしくハンカチで目元を拭う。やかましいわ。
「……と言うか。リラトゥはクライヒハルト卿の事が好きなのですか?」
「そうよ。その為だけに帝国を丸ごと動かしたんだから恐ろしいわね」
「成程、道理で。マリー殿下とリラトゥは、いわば恋のさや当てをなさった訳ですね」
「違うわよ! 語弊があり過ぎるからやめてくれない!?」
前から不思議だったんだけどイザベラ、何処からそう言う表現を仕入れてくるの? 恋愛小説が趣味なのは知ってるけど、読んでる本を絶対に教えてくれないのよね。そのせいで私は貴方が
「英雄二人と姫の、国を揺るがす恋。良いですね、私が好きそうな感じになってきました」
「欺瞞が過ぎるわよ。詐欺で訴えられたら負けそうな誇大広告はやめなさい」
そもそも私、別にクライヒハルトの事は好きじゃないからね。クライヒハルトが居ないと、なんやかんやあって王国が滅びちゃいそうだから仕方なく頑張ってる訳で。王族としての義務よ、義務。義務調教。それだけだから。
「……何よ義務調教って、字面が終わってるわね……」
「はいはい。照れ隠しありがとうございます姫様」
「ねえ、それズルいからやめない? それ言われたが最後、私が何言っても封殺されちゃうんだけど……」
妙な事を言い散らかすイザベラを横目に、ふうと一息をつく。
阿呆な事を言い合っている内に、少しずつ落ち着いてきた。イザベラもそれを狙ってわざと馬鹿な事を言ってくれていたのだろう。多分。きっと。
「ふう……まあ、ほら。人生、良い面を見つめていくのが大切じゃない? リラトゥは英雄の中でも飛びぬけた、国造りの才を持つ英雄よ。そういう彼女と友好関係を結べたってのは、まず喜ばしい事じゃない?」
そうだ。クライヒハルトとは違った形で、彼女もまた特異な存在である。英雄の中でも、国を興すほどの才を持つ者はそう多くはない。彼女は帝国の英雄と呼ばれているけれど……正確に言えば、彼女こそが帝国そのものなのだ。軍も民も、彼女は一人でまかなえるのだから。
「はあ。悪い面も申し上げて宜しいですか?」
「やめて」
「リラトゥに依存しすぎたが最後、ズブズブと食い込まれてクライヒハルト卿を奪われそうなのですが」
「やめてって言ったじゃない!」
やめて、現実を見せないで。せっかく現実逃避しようとしてたのに。
「現実を見てください姫様。クライヒハルト卿一人ですらいっぱいいっぱいでしたのに、今後はリラトゥにも気を配らねばならないのですよ」
「やだ、死んじゃう……」
「眠る様に死ねる薬が残っております。死出の旅はお供いたしますので」
「ねえ、それ持ちネタなの? 何処にあるのよその薬、見た事ないんだけど」
鉄板ジョークにしようとしてない? 趣味が悪いわよ。
そんな事を言っていると、キィとドアが音を立てて開いた。咄嗟にイザベラが私の前に立ち、何かを構えるような動きをする。
きらめく様な金髪に、光を反射しない昏く蒼い目。成人しているはずなのに、まるで子供のような身体。リラトゥが、ドアを開けて現れたのだ。
「……マリー? 随分身長が伸びたね」
「後ろよ後ろ。分かってるでしょ。つまんないボケはやめなさい」
「ふふ、残念。面白いと思ったんだけど」
怒られちゃった、とどこか嬉しそうに言いながら、イザベラをその細腕で押しのけて私の前に立つ。私はソファに座っているのに、頭一つ分くらいしか目線の高さが変わらない。
「どうしたのよ、いきなり。クライヒハルトならもう帰ったわよ」
あとイザベラをもっと丁重に扱ってあげて。
ちなみに、リラトゥとクライヒハルトを一対一で会わせるつもりは当分の間無い。いくら何でも危険すぎるからだ。クライヒハルトが私に隠れて闇調教 (何なんだこの造語は) を受けないようにするためにも、今後はより奴を近くに置いておく必要があるだろう。
「うん、知ってる。今は、マリーに会いたくて来たの」
「……私に?」
いつの間にか名前呼びになってるし。いや、最初からリラトゥって呼んでる私が言えた事じゃないけど。
「お礼が言いたくて。マリーのお陰で、クライヒハルトとすっごく仲良くなれたから」
「……ええ……そうね……」
その事かい。やめてくれ、その話をするたびに胃が痛くなるんだ。
「虐められて喜ぶって、実はよく分かんなかったんだけど……私に踏まれて喜ぶクライヒハルト、とっても可愛かった。今度はもっと色々準備して、もっと虐めてあげたいって思っちゃった」
「……そう……」
Sに目覚めてない???
勘弁して……許してください神様……。ひょっとして私が手ほどきしなければ、リラトゥは見当違いな事して何にも起きなかったんじゃないかって思わせるのをやめて……。
「……でも。やっぱりマリーが一番上手だったね。クライヒハルトも、マリーに虐められるのが一番うれしそうだった」
「あ……ありがとう……?」
「……わたし、負けないから」
「は?」
は?
「え……何? どういうこと???」
「とぼけなくていいよ。わたし、ちゃんと分かってるから」
「なになになになに怖い怖い怖い怖い」
なに? 何が起きてるの? 何でイザベラは視界端で「やはり……」みたいなしたり顔で頷いてるの?
「大丈夫だよ。わたし、嬉しいの。マリーはわたしに色々教えてくれたし、すごく優しいし。きっと、いいお母さんになると思うの」
そう言うと、リラトゥは私の
「わたしとマリーは、友達でライバル……。わたしがもし負けたら、わたしを可愛く産んでね?」
そう言って、
呆然とする私を他所に、満足したのかさっさと出て行ってしまったのだった。
「……………………」
「……………………」
そして後には、英雄の異常性に触れた寒気だけが残った。
「……ラ」
「何よ」
「ラブコメですね、これも」
「どこにあんのよこんなラブコメディが!! スプラッタホラーに改名しなさい!!」
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