第3話吉野家で

今日、吉野家で夕方ビールを飲んでいたら、女子高生が2人入ってきた。

デカい声だから、聞き耳を立てていた訳ではないが、どんぶりの大盛りを注文していた。


あれは、16年前、まだ僕が独身時代に焼き鳥屋で飲んでいたら、制服姿の女子高生が2人入店した。


串焼きを注文していた。飲み物は酒では無かった。水だった。

コイツラ、将来有望だと感心したものだった。

制服姿で、焼き鳥とは……。

今は30代だろう。


さて、今日は店員と話していた。

親の年金で飲み食いするジジイがいて、店員に、

「アイツ、毎日来るの?」

と、問うと、

「はい。ほぼ毎日です」

と、答えた。

90代の親の年金を食い物にするとは。自宅近辺では有名なクレーマー。

泥酔して、喫茶店へ行き態度が悪いと本社に電話をしたらしい。

その対応は、知り合いがして、いつも泥酔状態で来られるんです。と、言ったそうな。


吉野家の店員に、

「君は成人かい?」

「はい」

「お酒は飲める成人?」

「一応、20歳は越えてますので」

「働いた、お金で飲む酒は美味しいよね?」

「そうですね。美味しいです」


と、会話していた。

ジジイはイチイチ僕に挨拶して帰る。僕はコイツの友達では無いのに!

恥ずかしい。

地元じゃ悪い事で有名人なのに。

今夜はこんな会話をして帰宅したのでした。

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