第90話
気持ちも大分静まり、
優と手を繋ぎながら布団に入った。
今日もまた一緒に居られるのはすごい嬉しいけど…
早く解決してほしい。
このままビクビクしながら生活するの嫌だもん。
「優が来てくれて良かったぁ~疲れてたのにごめんね…」
「気にせんでえぇよ!」
「でもさ、美嘉が電話してから優がコンビニ来るの早かったよね!!」
一瞬沈黙になる。
優は咳ばらいをし、
口を開いた。
「怖がらせたらあかんと思て言わへんかったけど、美嘉と別れたあとな、美嘉のマンションの近くに変な男がおって…なんか怪しいな~思て一応マンションの近くに車止めとったら美嘉から電話が来たんや」
体がぞくっとする。
身震い。
「変な男って…?」
「暗くてハッキリは見えへんかったけど、なんか挙動不振やったから怪しかったで」
入浴剤や石鹸や弁当や使用済みコンドームを部屋の前に置いて行く挙動不振な男。
あなたは誰ですか…?
人に恨まれることした覚えはないし…
ストーカーされるほどモテるわけでもないし…
優を信じて明日にかけるしかない!!
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