第十八章👀真実👀

第87話

車は家へと到着した。


いつも通り美嘉が最後。



今は一人暮らしも始めたから、

1番家が遠いわけじゃないけど…。



もっと優と一緒にいたいだけ。




「優ありがとね♪キャンプ楽しかったねっ!!」



「そうやな!いろいろあったけど楽しかったな」



二人は車を降り、

トランクから荷物を降ろし始めた。



トランクから取り出した大きい荷物を美嘉に手渡しながら優は心配そうな顔で問う。




「あれ以来、変な物ドアにかけられてへんか?」



荷物を受け取り、

重かったので一旦地面に置いてから答えた。




「あー、なんかお弁当とかかけられてたけど捨てたよ!!多分誰かが間違えてかけてるんだと思うけど…」



お弁当を捨てたゴミステーションを覗くと、

そこにはもうない。



キャンプに行ってる間、ゴミが回収されてしまったのだろう。



「部屋の前まで送ったるか?」



「いや、大丈夫!!優も運転で疲れてるでしょ??だから平気♪」



「それならええけど…なんかあったら電話しな」


二人は軽く抱擁をし、

車に乗り込んだ優はクラクションを二回鳴らして去って行った。



美嘉は車が見えなくなるまで手を振った。

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