第84話
「ユカこれどうかな??」
「ちょっと派手かも!?でもカワイイ~♪」
店内に鳴り響くクリスマスソングに負けないくらいの大声で騒いでいた。
ユカも一生懸命
探してくれている。
「ちょっと来てぇ!」
ユカに呼ばれて行った場所は香水売り場。
「香水はどう?ヒロ君を美嘉の香りに染めちゃえ♪」
「それいいかもっ!!」
たくさんある種類の中から香水を選ぶ。
「ねーねー、これどうかな??」
“人気NO.1”と書かれている香水を手に取り、
ユカに見せた。
「NO.1より美嘉がヒロ君に似合うと思った香りを選んであげたほうが喜ぶと思うな!」
「…うん、ヒロに似合うの選ぶ!!」
一時間ほど選んだ結果、“スカルプチャー”と言う名前の、
ほんのり甘くて男らしい香りの香水を買った。
これが一番
ヒロに似合う香りだと思ったんだ!!
プレゼントも無事買えたし、
一安心しながらユカとご飯でも食べようと外を歩いていた時だった。
「あれ…ヒロ君じゃない?」
「えっ、どこ!?」
ユカの指さした方向を見る
まさにヒロだ。
知らない女の人と
話している。
何か
もめている感じ…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます