目覚め
ドン! ドン! ドン!
「拳銃なら実戦で扱えるレベルにはなったな、、、ただ両手じゃないと無理だな」
見張りをしている海斗は拳銃の練習をしていた
「さて」
(ひとまず拠点は他に入ったが、、、自衛隊とかの助けがいつ来るか)
ふと海斗は考える
(正直言って1年は軽く生きてける、、、だけど生きてどうする?生存者を救ってコミュニティを作るか?)
「馬鹿抜かせ、そんなの管理出来るわけがない。力で抑圧するたって限度がある。それに、、、」
海斗は百貨の作ったダイヤを見る
「下手に百花の力が露見してみろ、、、百花に碌な未来があるとは思えない」
(そうなると自衛隊とかも当てにできないな、、、どうしたものか)
百花のことを考えると自分達はこのような状況の時の王道である自衛隊に頼るという手段が使えないのである
(それに、、、あの女の子が居る。この事態の鍵を握る存在だ。強い武器に潤沢な資源、そして堅牢な拠点、、、まだ時間はある)
「二次元文化研究部には生き残る資格はあれど死角はない!」
ドン!
海斗が放った弾丸はお手製の的のど真ん中を貫いた
パチパチパチ
すると後ろから拍手の音が聞こえた
「あれ?まだ起きてたのか?」
3人の誰かがまだ起きていたのかと海斗が振り向くと
「え?」
そこに居たのは眠り姫の幼女であった
「えっと、、、初めまして?助けてくれてありがとう?」
幼女はそう海斗に言う
「あ、ああ、どういたしまして、、、えっと、俺は海原海斗。君の名前は?」
海斗がそう聞くと
「アリス、、、家名はわからない。名前以外の記憶が無いの」
幼女はそう返した
「っ!記憶喪失、、、なるほどな」
(まさか目覚めるとは、、、にしても記憶喪失か。厄介だな。まぁ、お約束か)
「ひとまず、、、俺達は子供を見捨てるほどクズじゃない。安心していいよ、、、ところで君と一緒に寝ていたみんなはどうしたんだ?」
「お兄さん、お姉さん達はみんな寝てたから、起こすの悪いかなって。どうしようかなって考えてたら外から銃の音がしたから来たの」
「なるほど、、、もう少し話したいけどちょっと待っててな」
海斗は正門の方を見る
「グァ」
「オークか、、、少し厄介だな」
オークが正門から1体入ってきていた
「倒すから待っててく
「えい!」
ドカン!!
「は?」
オークはアリスの手から放たれた光線で消し炭になった
「この魔法の名前なんだっけ?」
アリスはそう首を傾げるのであった
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