コンビニ→百花の家 

「よし!問題ない」

「はい」

海斗と和人は現在百花の家に向かっていた

しかしモンスターがいつどこから襲ってくるかわからないこの極限状態に2人は和人が自転車を運転し海斗が索敵をすることにした

「、、、海斗先輩。あまりこういうこと言いたくないんですけどこの匂いって

「ああ、、、俺も2回しか嗅いだことが無いがまず間違いない。人間の死体の匂いだな」

和人の質問に海斗はそう悲しい現実を返した

「、、、2回しか嗅いだことが無い?!」

しかし和人はそんなことよりも恐ろしい点を聞き返した

「ん?あぁ、、、父さんの付き添いで漁港言った時に2回あったんだよ。水死体とサメに襲われて死んだの1人づつ」

「、、、どんな人生歩んでるんですか?親父とババァ、、、生きてるのかな?」

「母親をババァって、、、あ、すまん。母親もう死んでるんだったな」

「別にもう気にしてませんよ、、、というかババァは死んでないな。あのババァもう78だってのにベンチプレス100㎏上げれるからな」

「すまん、、、それはおばあちゃんのことババァ呼びしていいわ。100㎏上げるって相当だよな?」

「ええ、、、俺でも70㎏しか無理です」

「、、、お前が戦闘役しろよ。前からゴブリン3体来たし」

「「ギャァー!!」」

2人に向かってゴブリン3体が向かってきていた

「後輩を働かせる気ですか?」

「せめて援護はしてくれ」

海斗は鰹狩りを抜いた

「了解」

そして和人はとある物を取り出しそれに

カチッ

火をつけた

「正面の奴に撃ちます」

「了解」

「ガァ!!」

正面を走って居たゴブリンがあと5mというところで

「鰹一本斬り!」

そのゴブリンに海斗は斬りかかった

「ガゥ!」

それをゴブリンは棍棒で受け止めようとするが

ぴゅー!

突如エレボスの後ろからそんな音と共に何かがゴブリンに跳んで来た

「ガ?」

そしてそれが命中した瞬間

ドン!

それは綺麗な火花を上げて爆発した

「ガァ?!」

余りにいきなりの攻撃と事態に食らったゴブリンだけでなく後ろに居たゴブリンにも影響がでた

「そこだ!」

ザシュ

そしてその隙を突いて一気に3匹のゴブリンを海斗は切り裂いた

「我ながら素晴らしいな」

「寿司屋がなんで剣術を、、、」

和人が不思議そうにそう言うと

「客の目の前で魚を斬る時に使う」

「なるほど、、、それよりも花火の音で他の奴らが来かねないですから早く行きましょう」

「だな、、、でも想像よりモンスターの数は少ないな」

海斗がそう言うと

「ですね、、、この街の静けさからして相当いると思ってたけど。なんかきな臭いな」

和人はそう呟くのであった

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