下山!!
「うぉ!!」
「前方にゴブリン!」
「轢き殺すぞ!」
「了解!」
ドカン!!
「ギャァ!」
海斗と和人は山道を自転車で爆走していた
「これ速すぎません?!曲がり角とか毎回毎回ひやひやするんですけど」
和人がそう言うと
「交通事故で死ぬか後ろの犬に食われるかどっちが良い?!」
海斗はそう聞いた
「交通事故!」
「だろ!」
2人の後ろには
「「ガゥ!!」」
数匹の狼が追いかけて来てるのである
「こちとら40km以上速度出てるのに全然距離が離れないとかどういうことですかね?!」
和人がそう愚痴る
「まだ俺達は本気で漕いでない。本気で漕げばどうにかなる」
「漕いだ瞬間コーナリングできなくなるでしょうけどね!」
「ああ!どうにか町までの直線まで行くぞ!」
「はい!」
2人は死のレースを続ける
だが
「「っ!?」」
目の前に恐れていたモンスターが現れた
「くそ!オークか!」
2mの巨体を持つ化け物が進行方向に居るのである
「躱しますか?」
「もちろん!」
ゴブリンと違いオークは轢き殺せない なので2人は回避を選んだ
「右!」
「はい!」
2人は右に逸れた だが
パン!!
「「なっ?!」」
無理が祟ったため海斗が乗っていた方の自転車の前輪がパンクした
「マジかよ!」
ビュン!
オークを躱すことは出来た しかし大幅に速度が落ち
「「ガゥ!」」
後ろから来る狼が迫って来た
「タイヤの予備はあるけど、、、交換は出来ない。だったら」
海斗は自身の乗っていた自転車のハンドルに縄を掛けて
「和人全力で漕げ!」
和人の自転車のハンドルと結合させた
「え?!海斗先輩どうする気ですか?!」
和人がそう聞くと
「的当てしてくる」
海斗はそう言って荷台に降りた
「さて、、、おっ!投げるのに良さそうな缶詰が」
そして投げやすそうな缶詰を手に取ると
「おらぁ!」
狼たちに投げつけた
ゴン
「キャウン!」
それは戦闘に居た狼に当たり狼は転ぶ
「「キャウン?!」」
そして後方に居た何匹かが巻き込まれて転んだ
「よし!ストライク!」
「全員やったんですか?!」
和人が嬉しそうに声を上げると
「あ、いや、4割ぐらい」
「紛らわしいな?!」
「すまん、、、まぁ、今から全員潰すから」
海斗は投擲を再開した
「キャウン!」
「キャウン!」
「キャウン!」
缶詰以外にもいろいろと嘆付けまくれば狼たちは次々に倒れていく
「、、、次は、、、って!もう投げる物がない!」
だが玉切れを起こした
「もうすぐ直線です!そこで振り切りましょう!」
「残りは1匹か、、、タイヤの交換したいな。降りたらすぐ近くにコンビニがある。そこに入って戦おう!」
「了解!」
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