二次元文化研究部活動記録{異世界化した世界で生き残ろう}

晴れ雨

序章

5人の問題児

「ではこれでホームルームを終わりにする」

「起立!気を付け!礼!」

「「ありがとうございました」」

号令と共に学生は全員、帰路に着いたり、部活に向かう

「海斗!早く行こう!」

海斗と呼ばれた少年が振り向くとそこには

「相変わらず声も顔面もうるさい奴だな。美鈴」

金髪でネイルばっちりの美少女が居た

「もう!私がかわいいからって口説かないでよ!」

美鈴は笑ってそう言う

「お前を口説こうなんて考えねぇよ。俺の容姿と身長じゃ」

「ナニ切り落としたら案外行けるかも」

「おっそろしいこと言うな」

美鈴の言葉に海斗は冷や汗をかく

「お嬢様が副部長の切り落とすために研究するらしいよ」

「星夢学園の百花姫様がそんなこと考えてるって知ったら阿鼻叫喚だろうな」

「はは、確かに。それじゃ、行こうか」

「ああ」

そうして2人は教室を出て部室に向かうのであった

「そういえば和人って今日の冒険の準備大丈夫か?3回目とはいえ今回山奥だからちょっときついだろ」

廊下に出てふと海斗はそう呟く

「大丈夫だと思うよ。お嬢様が助けていたから。今も1年の教室に迎えに行ってるはず」

それに美鈴がそう返した

「百花に迎えに来てもらえてるって和人いじめられないよな?」

「華凛が居るから大丈夫でしょ」

「それもそうか」

そんな話をしていると

「あ、海斗さん!美鈴!」

前から1人の少女が声を掛けてきた

「噂をすれば」

「お嬢様!」

それこそ今まさに話していた百花であった そしてその後ろには

「先輩!」

「お姫様に迎えに来てもらえるなんて果報者だな。和人」

「確かにな!でもそう言う海斗先輩もかわいい美鈴先輩と一緒なんて幸せですね」

1年生の和人と華凛が居た

「この尻軽バイオレンス百合クソ女といっしょが幸せに見えるなら良い眼科を紹介するぜ」

「玉潰してあげようか?」

「ほらな」

「ふふ。相変わらず仲良しだね」

二人の様子を見て百花は笑うのであった

「お嬢様、、、まぁ、いいやみんな行こう!」

こうして5人は部室に向かうのであった

「あっ!教室に鰹狩り忘れてきちまった」

海斗がそう言うと

「「えぇ?!」」

美鈴と百花が顔を青ざめさせた

「あれ忘れるってバカじゃないの?!」

「持ってきてることバレたら停学になりますよ?!」

そしてそう言うのであった

「ごめん。ごめん。取りに行って来るから先行っててくれ」

そうして自分の教室に戻ろうとして

「鰹狩りってなんですか?」

「鰹節見たなものじゃねぇか?」

1年生の和人と華凛が鰹削りについて疑問に思いそう言う

「あ、そっか。2人は知らないのか。せっかくだし着いてきなよ」

それを聞いて海斗はそう言った

「なら私も付いてく。海斗がこの子達になに吹き込むかわかったもんじゃないし、、、お嬢様は先に行っててください

「わかったわ」

こうして5人は別れるのであった


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