『にゃんの恐怖』

やましん(テンパー)

『にゃんの恐怖』

     

      😤



 これは、5年ばかり前の出来事を、いささか、脚色したものであります。




にゃん


『やましんは、食事をくれたことない。しかし、乱暴はしない。休憩場所としては絶好にゃん。真夜中は特ににゃん。』



 やましんちのインターホンが、深夜2時過ぎから、たびたび鳴らされたのである。


 7回、あるいは、8回かも。


 しかし、2階からみても、だーれもいないのである。


 ついに、途中で外に出てみたが、やはり、誰もいない。


 

やましん


 『おっかしいなあ。天気はいいし、風もない。静かな夜だよ。スイッチにも異変はなさそうな。隠れていそうな人もないし。』


 

 しかし、部屋に戻ると、また、すぐに、鳴るのである。


 やはり、インターホンの映像には、なにも映らないのである。2階からみても異常はない。


 またまた、外に出てみたが、やはり、誰もいない。


 しかし、しかし、さらに、インターホンは、また、鳴るのである。


 やましんは、さらに、玄関に出てみたのである。



やましん


 『や! にゃんか?』



にゃん


 『やましんか。にゃんか用か?』



やましん


 『にゃんが、インターホンを押すとは思えないよな。足場もないしな。』



にゃん


 『やましん。たまには、食べ物おくれにゃん。』



やましん


 『是非もなしだ。』



にゃん


 『ちぇ。けち。わ、わ、わ、わ、ギョわ〰️。』


 にゃん、叫んで固まる。


 やましんの後ろに、黒い影が、現れたのだ!



びーちゃん


 『なに、やってるの?』



やましん


 『いやあ、インターホンがしょっちゅう、なるんだなあ。』



 インターホンの音や映像の出口は2階にある。びーちゃんは1階でテレビを見ていたのだ。



びーちゃん


 『あほらし。ねるよ。あら、ぎょわ〰️〰️❗』



 やましんの後ろに、真っ黒な影が現れたのだ。




 『おばんす。深夜宅配でし。』



やましん


 『あ、ども、ときに、あなた、インターホン、何回も押しましたか。』




 『いやあ。来たら姿が見えたからね。押してないよ。あら、2階にどなたかの影が?』



やましん


 『なに〰️🔥😭💣️』



 やましんは、階段を駆け上がるが、やはり、誰もいない。


 びーちゃんは、お礼を言って、鍵を掛けたのである。


 にゃんは、どうでもよくなったので、また、散歩に出たのだった。


 結局、そうした異変は、その後は起こっていないが、やましんだけは、ずっと、毎晩、寝られなくなったのである。それは、今もだが。


 まあ、それは、気のせいであろう。


 びーちゃんは気にしない。


 しかし、では、なぜ、インターホンは鳴ったのか?


 いまだ、謎なのである。鳴った証拠は、残っている。



      🙀




    ちゃ。🐻ミテイタ!




 ※ このお話しは、フィクションですが、一部は真実です。はい。ほんと!




      ぽ!















 


 

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『にゃんの恐怖』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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