第一章 日天子の厄災 編

1-1 春と夏と再開

「祐くーん!高校入学おめでとうっ!」


パン!と寝起きの体を起こすには十分なほどの割れるようなクラッカーの音がする。

なるほど。鳩が豆鉄砲を食ったようとは、今この瞬間のために生まれた言葉なのだろう。

そう錯覚してしまうほどに唐突な出来事だった。

文字通り空いた口が塞がらない祐は数秒固まった後、絞るように声を吐く。


「………は?」


いつも通りの日常。

いつも通りの朝食風景。

ダイニングキッチンのついた6坪のリビングに、開いた窓から朝日が差し込み、心地よい風がレースカーテンをなびかせる。

まるで一日の始まりの理想をかたどるかの様な絵面だというのに、クラッカーの飾りや紙片が散らばったその様はさながら可憐な洋画に墨を垂らしたかのような異様さだ。

だがその男は祐の反応は予想通りと言わんばかりにニコニコと無邪気さを孕んだ笑顔を浮かべる。


「だーかーらっ!高校入学おめでとう!今日から高校生だな俺達!」


そう言いながらその男―――神崎かんざき恭也きょうやはおろしたてのブレザーを見せつけるかのように体を仰反のけぞった。

だがそれとは対照的に祐は上下ともに寝巻きがわりのジャージ姿だ。

それもそうだろう。今日が恭也の入学式の日であることは知っていたが、自分が高校に入学するなんてことは聞いていない。というよりも祐は入学する予定の高校を辞退したはずだった。


「ちょっとちょっと待て、ちょっと待て」

「ちょっと3回分か。結構待たなきゃね」

「いやいや、そういう冗談言ってる場合じゃなくてな?俺が高校入学ってのは何の話だよ。俺、入学辞退したはずだろ。何言ってんだお前」

「ん〜?いや、辞退したあと、もっかい入学申請出した」

「はぁ!?冗談だろ!?」

「………うんまぁ、さすがに冗談なんだけどね」


相変わらず板についたような薄ら笑いを浮かべ、恭也はゆっくりと席に着いた。

祐はそれを見て、ため息をつきながら安堵に肩を落とす。

そして冷静になった頭を回しだすと、くだらない冗談をかました恭也に若干の苛立ちを覚える。


「なんだよ。ったく、クラッカーまで用意してどんだけ冗談に本気なんだよ」

「あはは、ごめんごめーん。なんか驚かせたくなって」

「はぁ、本当だったらシャレになら………」


そこで言葉が止まった。

いや、止められたというべきか。恭也が制服の胸ポケットから何やら丁寧に折り畳まれた紙を取り出し、机の上、祐の眼前に差し出してきたのだ。


「なんちゃって」

「は?な…………」


言葉を出そうとする前に、強引に出されたその紙に目が引きつかれてしまう。

何やら小難しい文章が並んでいたが、それらをいちいち読む前に文章の上に少し大きめの太字で書かれている「入学証明書」という文字に目が吸い込まれるような気分になった。


「ちょ、お前これ………」


血の気が引いていく感覚に襲われるが、何とか冷静さを保ちつつ、小難しい文章に目を向ける。


『下記の者を本校の第24期の新入生と証明するとともに、下記期間内までの在学を……』

うんぬん。


さらにその下に目をやると『夏越なごし祐』ときっちり自分の名前が書かれており、さらに発行日の欄には『4月5日』とのこと。

今日は確か4月7日だったはずだ。ならば一昨日に発行されたものということだろう。

つまりは。


「てめぇ!マジでまた入学手続きしやがったな!?」

「そだよー、サプラーイズ!びっくりした?」

「ふざっけんなお前!なんてことしてくれんだよ!」


声を荒げていきり立つが、当の恭也は面白がるようにケタケタ笑っている。


「まぁまぁ、そう目くじら立てるなよー。なんでそんなに学校を拒むのさ。高校生活なんて誰もが夢見る青春の1ページじゃんか」

「はっ、なにが青春だ!何度も言ってるだろ、『平和こそ人生の極致』!」

「………あー、出たよ。いつものくだらない言い訳」

「はあ?どこが言い訳なんだよ」

「祐のモットーだっけ?それ。要は『コミュ障で友達作れないから高校行きたくないよー』でしょ」


呆れている恭也に対し、祐は呆れ返すようにやれやれと首を横に振る。


「分かってない。断じて分かってないね。『他人と関わるなんて下らない』という意味だ」

「いやいや。現に今、俺と関わっているだろお前」

「ああ、なぜか俺は今お前と一緒に同じ屋根の下で暮らしている。成り行きとは言え、自ら信条を破ってしまうとは本当に失態だ。それもその相手がお前とは」

「すごい悪口」

「とにかく、俺は絶対に学校なんて行かないからな!」


恭也を指差し、高らかに叫ぶ。

だが意外にも恭也はあっさり引き下がった。


「んー分かった。そこまで言うなら仕方ないね」

「お………え、いいの?」

「だって何を言っても聞かないだろうし、このままダラダラ話してても俺が遅刻するだけだし」

「そ、そう。分かってくれたならいいんだけど」

「うん。仕方ないから…………」


恭也は制服の胸ポケットから何やら黒い梵字ぼんじが綴られた5枚の霊符を取り出し、顔の横でヒラヒラと揺らめかせる。

剛弾符ごうだんふ。霊力を熱量を込めたエネルギーに変換し、弾丸にして打ち出す軍用霊符だ。


「ほい」

「え………?」


瞬間、恭也が霊符を持つ指先の部分から薄紫の光がゆっくりと梵字をなぞっていく。

霊符に霊力を込めているのだ。

梵字をなぞり終えて薄紫の光が消え、霊力を込め終えると恭也は投げ捨てるように霊符を頭上に放り投げる。

すると霊符の一枚一枚が円を描くように規則的に並んでいき、それぞれを頂点にして青い輝線で明媚めいびな星模様が描かれていく。


「なっ、これ『五芒星結界ペンタグラム』の『即席結界ヘイストレギオン』!?お前いつの間にそんな技術身につけ……」

「はい死ね」


その言葉を合図に星模様から照射攻撃が発射される。

ドン!と大きな炸裂音とともにその衝撃は目の前の朝食や机を吹き飛ばしつつクラッカーの紙片が舞い散り、祐が反応を示す間もなく顔の真横を突き抜けていった。


「…………ヒョエっ…」


凄まじい衝撃と恐怖で喉が締まり、声がうわずる。

ギ、ギ、ギ、ギ、と錆びついた機械のように祐が首を後ろに回すとキッチンがあったはずのその空間は奥の壁ごと突き破られ、ふちに亀裂の入った窓のない大窓が完成していた。


「ありゃま。外した」

「お、おまっ、殺す気か!?は………はっ!だが何をされても俺は学校には……」


めげまいと前を向き直すが、その声は絶句という形で遮られた。

先程、たった一発で壁をごっそりくり抜いた星模様の結界が4つに増え、恭也の周りを囲い、今にも打ち出されるかのように光を放っていた。


「………へ?」

「……ん?なんか言った?」

「あ!いや………いや、えっとぉ〜」

「何」

「がっ………」

「が?」

「がっ……、が……」

「……………」

「……学校行きてぇ〜」


ガクッと肩を下ろす祐を見て、恭也はニコッと笑みを浮かべる。


「だよな」

「……………はぁ」


祐の感嘆のため息と共に、観葉のオリーブの枝がカクッと折れる。

その有様は、まるでこれから始まる新たな生活の凄惨な幕開けのようだった。







それから約20分後。


「はぁ……………」

「………………………」

「…………………」

「………………………」

「…………はぁ〜………」

「はい、ため息ジャスト20回目」

「数えてんじゃねぇ!」

「わ、大きい声出すなよ。入学早々悪目立ちはやだぜ」

「お前が叫ばせるからだろ!」


春。

桜の舞う通学路。

入学の季節だ。

雲一つない澄み切った青空の下を歩きながら、しかしその胸懐は曇りがかっているかのように祐は項垂うなだれていた。


「なんで俺が学校なんか……」

「いつまで言ってんだよ。決まった事をぐちぐちとさぁ。これだからコミュ障は……」

「コミュ障関係ねえしコミュ障じゃねぇ!なかば強引に連れてきたくせにお前が呆れてんじゃねえよ!」

「だから声大きいって」

「………はぁ」

「21回目」


いちいち茶々を入れてくる恭也を、しかし完全に無視して祐は空を見上げた。

満開の桜と、それを彩るかのようなうぐいすの鳴き声。

その新しい季節を醸し出す燦爛さんらんたる景色はまるで何かの始まりを告げているかのようだ。


「………………」


これから始まる高校生活。

本来は新しい環境で友達ができるかと不安になったり、逆に新たな出会いに胸を膨らませたり、その心境は人それぞれであるだろうが、祐はそれらとは全く違う感情を抱いていた。


「…………あー、うぜ」

「なんだよ、だから諦めろって」

「………もう諦めてるよ。学校は行く。………けど、やっぱいやだろ、学校は」

「えー、なんで………………あぁ、家のほうか」

「…………」


祐は元々、霊術を統べる名家が結集した霊術機関『邦霊十二紋』の中でも序列一位の、まさに霊術界最大の名門、『水無月家』の子女であり、名実共に次期当主候補として多大な期待を背負い、生きていた。


しかし、約1年前。

時期にして祐が中学2年生の終業式に起きた事件。

当時、水無月家の当主であった祐の父親と母親が突然行方不明となったのだ。

証拠はほとんど残っておらず、原因は不明のまま二人は事故死扱いされ、まだ当主になるには未熟な祐は両親を失った悲哀もあり後継者が務まらなかった。

そこにつけ込んだ他の『邦霊』の名家からの圧力により、水無月家は事実上崩壊した。

元々軍事力の高さよりも当主である両親の霊術士としての実力によって成り上がってきた水無月家は他の名家と比べて激しくうとまれていたため、水無月が廃れた今では、その名は事件以来、霊術界隈において嫌悪の対象となっていた。


「……水無月だった俺が友達を作る自信は、ちょっとないな」

「………ま、お前の素性を知ってる奴なんてそうそういないだろうし、大丈夫だろ。何より今のお前は『夏越祐』だ」

「どうだろうな。あんま変わんないと思うけど」


夏越と言う名前は元水無月家の傘下に入っていた家だ。

水無月家当主の行方不明事件が起こる直前、誰かしらのはからいで祐の名前が戸籍ごと『夏越祐』に変更されていた。

まるで事件が起こることを知っていたかのように。

おそらく、水無月家と言う名が効力を失い、祐がこの先、生きづらくなるのを防ぐためだろう。

戸籍ごと変えたのは、水無月の残党を暗殺しようと目論もくろんでいるであろう『邦霊』の人間に目をつけられないようにするためだ。

そしてそんなことができるやつは、動機から考えても一人しかいない。


「………父さんには申し訳ないけど、できれば傘下の家以外の苗字にして欲しかった。『夏越』は傘下の家でも一番親密だったやつらだし。大して周りが俺を見る目は変わらない」

「それは贅沢だぞ祐。『邦霊』の目を盗んで戸籍を変えるとなれば水無月所属の名前の方が使いやすいはずだ。それぐらいリスクを抑えないと、ごまかすなんて到底無理だ。邦霊あいつらの目はそこまで節穴じゃない」

「分かってるよ。感謝はしてる。………でも」

「でも?」

「…………いや」

「………」


もし父さんが、自分の名前を変えるようあらかじめ画策していたのだとしたら。

なぜ自分には何も言ってくれなかったのだろう。

自分はそんなに頼りなかっただろうか。

それとも、それ以前に自分は父さんにとって、必要のない人間だったのだろうか。

原因不明の行方不明。

両親が期待に応えられなかった自分を水無月家ごと捨てて姿を消し、さらに家族の縁を切るために祐の戸籍を変えた。

そう考えると状況的に全て納得できてしまうのは自分が卑屈になっているだけだろうか。

だがどちらにせよ、事実が何も明らかになっていない。

確たる証拠は何も見つかっていないのだ。


……………だからこそ、俺は。


「お、見えてきたぞ祐」

「………ん?」


降りかかってきた恭也の声に少し遅れて反応する。

顔を上げると、数十メートル先に校門が見える。

いつの間に学校に到着したようだった。


「ここか」

「うん、俺らのこれから始まる青春という名の聖地ぃー!」

「…………」


自分がこれから通う学校。

そのうるしで塗られた黒い銘板にはきらびやかな黄金の文字で、『都立月園つきぞの高等学校』と書かれていた。

『都立』とは名ばかりの邦霊の管内、霊術士の養成機関だ。

運営に携わる人間もやはり邦霊の人間ばかりで、数ある霊術の学校の中でも東京に建てられたこの施設は、他の邦霊の子息らを始めとした霊術の才子ばかりが集まる超名門校だ。

入学式の日の校門といえば横断幕や華やかな飾りと共に祝福の意を表しているイメージだが、銘板の横に目を向けると、ただ『祝入学』と書かれた立て看板が質素に置かれているだけだった。


「は、本当に歓迎する気あんのかよ」


皮肉を口ずさみながら、祐達は校門をくぐる。


「学校なんてどうでもいいよ。こんなのただの舞台だ。大切なのは同級生だよ。どんなやつがいんのかなぁってな感じで」

「それこそ望み薄だろ。権力と力に溺れたイカれたやつらが集まる場所だぞ?青春もクソもねえよ」

「そんなの関係ないよ、青春する条件なんて可愛い子がいるかどうかくらいだろ?」

「だから、その可愛い子が霊術に没頭してお前に興味を示さないって話」

「そりゃあ、お前な。そこは俺の美貌でだな」

「きも」


そう言いつつ、祐は自分より背が高い、恭也に目をやる。

ナルシスト発言は冗談だろうが、そうでなくても見た目だけならばこいつは高スペックと言えるかもしれない。

男にしては少し長いブロンドの髪をゴムで留め、いけすかないつり目をした、いわゆるイケメン。

さらにそれを映え立たせる高身長。

自分の身長は確か170とちょっとぐらいだっただろうか。

高校一年生にしては高い方だとは思うがこいつはそれよりも上だ。

180は超えていないにしても目算にして170後半はあるだろう。

高校一年生ということで伸び代もあることを考えると、末恐ろしい。

別にそれが羨ましい訳ではないが、なぜ神はこんな奴に微笑むのだろうと思う。


「にしても広いな、この学校」

「んー、そうだねぇ。確かどっかのコンサートホールを潰して建てたとかって言われてたかな」

「あーもう、なんで権力者ってのはこうも広い施設を建てたがるのかね。校門から校舎の入り口まで遠すぎるんだよ」

「でももう着くんじゃない?ほら」


そう言って恭也が指差す方向を見ると、校舎の入り口であろう場所の前に多くの生徒が溢れかえっていた。

左胸のポケットに校章の刺繍が施されたおろしたてのブレザー。

おそらく自分らと同じ新入生だろう。

入口前にはクラスの内訳が書かれた掲示板が並んでいて、それに見入るように生徒が集まっていた。


「おー、いっぱいいるね、新入生。何クラスくらいに分かれるんだろ」

「知らん」

「よーし、じゃあ俺見に行ってくるねー!」

「いや、俺も一緒に行くから」

「………え?」


恭也は何か驚いた様子で呆然とこちらを見る。


「何だよ」

「祐、自分のクラスに興味あったの」

「いや興味って、どこの教室に行くか確認しないとダメだろが」

「あ、そかそかー」

「…………お前、分かってて突っ込んでるだろ」

「うん。楽しいでしょ」

「楽しくねーわ。疲れる。ってかくだらないことポンポン言っててお前だって疲れるだ………」


呆れてふと上を見上げたその瞬間、視界が何か強い視線を捉えた。


場所は、校舎の右側、2階の窓だ。

明らかにこちらを見ているがしかし祐はまるで気が付いていないかのように両手を上げ、うーんと体を伸ばす。


この人混みの中、自分だけを捉えて監視をしているなら、気まぐれでこちらを見ているというのはあまり考えられない。

なら、何か目的を持ってこちらを監視している。

もしかしたらこちらの素性を知っている人間の可能性もある。


「…………んだよ。入学早々……」


恭也は監視を気にする素振りを全く見せず掲示板に見入っている。

監視に気づいていて演技をしているだけかもしれないが、どちらにせよ監視の前で恭也と相談する事は避けた方がいいだろう。

だが、相手が誰か分からない以上、いきなり攻撃を仕掛けてくる可能性もある。

だから祐は既に、制服の袖口に隠し持っていた霊符に霊力を込め終えていた。


「……………」


相手が何もしてこないならばここで何か起こる事はないが、そもそも敵かどうかすら分からない。

だが、監視されている以上、こちらも相手の素性を知っておく必要がある。


「おーい、恭也、俺のクラスどこだったー?」


祐は人混みに紛れた恭也に話しかけるフリをして、こちらが視線に気づいていることを悟られぬよう、監視と目を合わせないようにしつつ目の焦点だけを監視の距離まで合わせる。


「いやぁ、最悪だよー。お前、11組だってさ」

「11組って………全部で何組あんだよ」

「11組中の11組」

「ケツ番か。で、それのどこが最あ………」


祐は突然言葉を止める。

頭が真っ白になり、呆然とその場に立ち尽くす。


……………………………。


どうでもいい会話をしなければいけない。

目を合わせないように、相手を視界に入れて確認しなければいけない。

そんな意識は、ほんの一瞬で刈り取られてしまった。

視線の主と、目が合ったのだ。

その男は、こちらに悟られる事を気にするつもりもなく、不敵な笑みを浮かべ、観照していた。

もちろん、目を合わせるつもりはなかった。

だがその男を認識した瞬間、意識が吸い取られるかのようにいつの間にか目を合わせてしまっていた。


そこから覗いていたのは一人の少年だった。

左胸に校章の刺繍が施された、やはりおろしたてのブレザー。

朝日に照らされ、浮かび上がるような茶髪と暗く澄んだ同色の瞳。

しかし、いつしかの面影とは違う、大人びた顔立ち。


間違いない。

自分の中の記憶と、感性がそう訴えていた。








「…………あき………と?」




ドクン、と。

胸の中の何かが、古い記憶を呼び覚ますかのように脈打つ音がした。











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